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こんな世界で大丈夫!?   作者: Dear
15/30

一章   その12

投稿遅れてすみません

次からはちゃんと2日に1回のペースで更新出来る様に頑張ります。

チュンチュン...


まだ日も昇らない薄暗い時間。小鳥の鳴き声で目が覚める。



「ん~......ふぁああ~...朝かぁ......」


ベッドから起き上がる。窓を開けずともすでに寒い自室に身体が震え、またベッドの中に潜る。


「はぁ~...やっぱり朝は苦手だな~...」


なかなか布団から出られずゴロゴロしていると、


「エリス~!起きてるかー?」


と誰かに呼ばれる。まったくいったい誰だこんな朝早くに...

そう思いながら玄関に向かう。


「ふぁ~い。どちら様ですか~?」


と欠伸まじりに応えると、


「エリス?俺だ、アレスだ」


アレス?一体全体こんな時間に何の用だろう?


「待っててー。今開けるね」


ドアを開けると見上げる程の巨体。流石身長190cm、羨ましい...(僕の身長は150cmの辺りをウロウロしている...すこし身長わけてくれないかな?無理か...)


「おはよ~。こんな朝早くどうしたの?」


眠気が消えず目を擦りながら尋ねる。


「おはようって、ああごめん!寝てたか?起こたんだったらごめんな」

「ううんアレスが来るちょっと前に起きてたから、気にしないで」

「ああ分かった。で、用件なんだけど...」

「あ!その話長くなる?」


寒い。早く中に戻って暖かい紅茶でも飲みたい。


「ん?まぁそれなりに長いな」

「じゃあ中入って!紅茶でも入れるよ」

「お?そうか。じゃあ、お邪魔しま~す」


取り敢えずアレスに中に入ってもらい間一髪間に合った。

あれ以上話をしてたら凍え死にしてしまう…(実際は死なないが…)早く暖かい紅茶を飲みたい…


「ラシュは自分で入れてね?」


ラシュとはある樹木の樹液を沸騰させ煮詰めて仕上げる甘い半液体状の調味料である(僕はこのラシュが大好きなので常に2個は常備してある)。


「ああ、ありがとう。ん〜美味そうだ」


紅茶を運びアレスに出すとアレスは直ぐに香りを楽しみ、そしてゆっくりと味わった。


「うん、エリスの入れる紅茶はいつも美味いな!」


僕は包み隠さず率直に意思を伝えて来るアレスに恥ずかしそうに答える。


「えへへ…そんな事ないよ。

あ、それよりこんな朝早くから何の様?」


危うく忘れかけていた用事の件を思い出し尋ねる。


「ああ。エリスのとこに変な奴らが来たって噂でさ。大丈夫か心配で見に来たんだよ。

本当はもうちょっと日が昇ってからにする予定だったんだが、いてもたってもいられなくってな…」


ハハハっと乾いた笑いでそう答えた。

変な奴らってもしかして王女御一行のことかな?


「変な奴らって全員被ってた人達?」


「ああ。エリスの家の周りをウロウロしてたらしい」


「やっぱりか。あの人達は怪しい人じゃないよ、僕が保証する。

訳あって顔と名前を教える事が出来ないだけだよ」


まあ勝手に王女様のことを話す訳にもいかないしね。


「そうなのか?エリスがそこまで言うのなら安心出来るが…あいつら一体何者だ?」


「ごめんねアレス。僕の一存で彼らの正体をバラす訳にもいかないんだよ」


「ふーん。そうなのか。で要件は何だって?」


「実はぁ、父様が僕に王都まで会いに来てくれって」


僕が嬉しそうにそう言うと、


「へぇヴェルガ様の使いか…なぁ俺も一緒について行ってもいいか?」


「え?どうして?」


「いや最近ヴェルガ様と手合わせしてないから腕が鈍ってないか試したいんだよ」


あぁー確かにここ最近父様は帰ってきてないからなぁ…


「分かった。アレスも連れていける様頼んでみるよ」


「おう、すまねぇな。」


「これくらい気にしないの!僕達親友でしょ?」


「ああ、そうだな。すまん。じゃあその件について頼んだぞ。

あと紅茶、ごちそーさま」


「お粗末様でした。任せといて!」


そう言ってアレスは帰って行った。

そろそろ僕も支度を始めようかな?


「よし荷物を纏めて足りないものは買いに行こう!」


そう言って支度を始めたのだった。

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