どうやら村人は強いらしい話
今夜ですら帰るところがないという旨を説明すると国軍団長という立場でありながら随分とお人好しな彼・レベス・アルベルトは俺を早速紹介するといい一層立派な建物へと案内した。
高圧的な門を開きまず目に入るのは大きく立派な建物どうやら俺はここに住むらしい。異世界で野宿ではないのは大きな一歩である。
「お前ら!全員集まれ!」
レベスさんの号令で前世のクラスメイトたちなら倒れているのではないかというような面々の屈強な男たちが集まってくる。俺、この中に入るの?と側から見れば虚無顔であっただろうが許してほしい。なんせ見渡す限り大柄な人たちばかりで1番小さくて俺より30センチほど高いのだ。
.....勘違いしないでほしいが俺でも165はある。
そうこう思考を巡らせていればどうやら俺の説明が終わったらしい。またもや聞いていなかった俺は自分がどのように説明されていたのかわからないがとりあえずいいように勘違いしてくれることを願う。
「団長!彼は小柄ですが戦闘には参加するんでしょうか。」
「それに関しては俺も考えているところでな、なんせこの子の強さがめっきしわからん。しばらくは俺が面倒を見る予定だ。」
レベスさんと強そうな団員が話し込んでいるのをぼーっと見つめているとレベスさんがこちらに歩いてくる。相変わらず俺には目線を合わせてしゃがんでくれるあたり子供の扱いに慣れているのだろうか。
「ルイ君、俺は君が今後襲われたりした時のためにも君の強さを知っておきたいんだ。試しに怖くないお兄さんでいいからちょっとだけ戦えるかな?」
俺、戦うの?いやいやいや、俺村人なんだけど。どう考えても無理じゃない?王国騎士団だよ?なんか弱そうなやつ........せめて1番弱いやつ......
『あの端っこのお兄さんがいい。』
ザワ..........ザワザワ..........
「あいつまじかよ!団長直々の勧誘だけあってまさか団長直下の幹部クラスなんて!」
「やっぱ団長直々の勧誘ってすげぇやつなのかな」
「あんなに細っちぃのにやるもんだな!」
俺、選択間違えたっぽい。だって思うじゃん!あんな端っこで1人でしかもメガネだよ?考えてみればイケメンだし主要キャラなのかもしれないけど??でも俺はゲーム中はポンコツ王子に手間取られてそんなのみてねえって!!!!
「じゃあすまないがバルサ相手を頼めるか。」
「団長のご命令とあらば。」
そうして俺とメガネイケメンと見守り父と観衆による俺の強さ調べが始まった。
「よしまずはパンチできるか?拳を突き出すだけでいい。」
『.........やぁ!!』
ッドン!!.......ガシャン.........ドサッ
『あれ??』
「うぉー!!!!すげぇぜあの新入り幹部のバルサさんを倒しちまった!!」
ザワザワ...............ザワザワ..............
村人は案外強いのかもしれない。
求 力加減と平和な世界
{村人って地球支えてるしぶっちゃけNo.1?}




