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詩の目次

「夜に飛ぶ鳥」 「歩け」 「生きる」

作者: 冬野三月

「夜に飛ぶ鳥」


夜に飛ぶ鳥 お前はどこへ行く

頼りの星はひとつひとつ消えていく


夜に飛ぶ鳥 お前はなぜに飛ぶ

前も後ろもなく 誰もいない夜の淵

寄る辺ない翼でどこへ飛ぶ





「歩け」


歩け

そそり立つ壁を押して歩け

歩け

道を塞ぐ窓を破砕して歩け


歩けども歩けども

暗闇から抜けられず

歩けども歩けども

報われることもなく

歩けども歩けども


歩け

苦虫を噛み潰して

歩け

月明かりを頼りに

歩け

明日笑うため

歩け

笑えないとき

歩け

ひとりぼっちでも

歩け


言い訳はここに置いて





「生きる」


月明かりを頼りにひとり歩く

行き先さえ忘れたまま


街には人と猫が住む

夜には暗がりだけが息をする

神頼みはすでに死んだ世界


もういないあの人の夢をみて目が覚める

僕もいつか消えていく

今日を生きていく

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