それぞれの物語へと
明日、8時になんと新作でます。
モチベが、無いのに、です。
因みに普通のTS恋愛ものなので
適当で気楽なやつですね。
まぁ良かったら見てってくれ〜
追記:恥も誉も捨てて姑息にURL貼っておきます
https://ncode.syosetu.com/n2775jl/
-以上貪欲な宣伝でした-
「ブレイクさん…!ってそれ大丈夫ですか!?」
合流して早々フローアクアに言われた。
そういや見た目は割とグロテスクだったんだ。
「あー、平気平気。私は自然回復能力が高いから大体は休めば治るから。」
「そ、そうですか…。」
これぐらいなら2日ぐらいで完治する。
「それより、そっちのラミリアだっけ?大丈夫?結構顔色悪いけど。」
死にはしなさそうな感じだけど。
「えっと、ちょっと血が足りなくて意識混濁しているだけなので無問題ですよぉ…。」
「それ大丈夫なのかな?」
流石に一回協会で治療受けに行った方がいいかも。
私とは違って回復は遅そうだし。
「大丈夫、あの流血魔法がヤバかっただけでこれ自体はそこまででもないかな。」
「あれ、そう?まぁなら良いけど。」
「話変えるけど、あの魔女。ステラって名乗った子についで知ってる?ブレイクさん。」
「さぁ?私も初対面、協会も魔女のそういった情報はあんまし分かってないから。」
魔女についての情報は本当に少ないから。
「ただ、アレは間違い無く幹部級の実力だった。他の魔女とは全然強さが段違いだったね。今回はお互いの出せる力かなり制限されてただけで、普通に戦ってたらもっとヤバい事になってたと思う。」
「そ、そこまで…。」
「そう、早急に対策を考えなきゃね。まぁ、幹部の強さの指標が出来ただけで収穫としては十分よ。それがランキング10位以内の魔法少女以上の強さってのは悪いお知らせになるけども。」
「私達は何か…。」
フローアクアが聞く。
「そうね…まぁ、今日はゆっくり帰りなさい。いろいろあって疲れているだろうしそれがいいわ。」
2人にとっては相当荷の重い事だったから疲弊は激しい。
それは正解である。
「私は取り敢えず報告にいくわ。それじゃあね。“武具編成 飛魔箒”」
そうしてブレイクは杖を箒に変え、それに乗って飛んでいってしまった。
「い、行っちゃった。しかもはっや…もうあんな遠くに。」
「色々凄かった人だったね。」
2人は彼女について言い合う。
「私達はまだまだだなぁ…。」
「いや、最近アリウスちゃんやら四条ちゃんやら、そしてあの人だったり。色々とイレギュラーな人達に会いすぎてるだけで私達も本当はそれなりに凄い方なんだよ?」
私達も客観的に見れば優秀な方だ。
唯、優秀は特別では無いだけで。
「あ、そうなんだよね…。」
「魔法少女歴数ヶ月では充分過ぎる方だよ。」
「ごめんちょっと麻痺してたかも…。」
「まぁ、気持ちは分かるけど。」
普通に、色々起こりすぎ。
ーー
そうして、ひと段落置いた後。
「…それじゃあ、帰ろっか?」
フローアクアがそう言った。
しかしラミリアは断る。
「あ、ごめん。ちょぉーっと調べたい事があって。先に帰っててくれる?」
「あれ?何かあったの?私も手伝うよ。」
「いや、いい。」
ラミリアは断る。
「えっ?なんで?」
「…大した事でも無いし、直ぐに終わるから。」
「それなら私も一緒に行けばいいじゃん。」
「あ、えーと……。でも…。」
どうしよう、どう話そうか…。
ラミリアがそうやって困って沈黙していると、フローアクアは溜息をついて、こう言った。
「1人で調べたい事?私に知らせたく無い事?」
「あー、まぁ、うん。」
「私は、たとえ何だとしても大丈夫だよ?」
「そ、だね、うん…。“私が”アクアちゃんに知らせたく無いって思ってるだけかな。だから、お願い。」
ラミリアはじっとフローアクアを見つめる。
そうして折れたのかまた溜息をついた。
「はぁ…分かった…。今はそれで良いよ。…いつか教えなさいよ?」
「…!ありがと、アクアちゃん。」
「気を付けてね。何かあった時心配だから。」
「分かってるよ。ありがとね。」
「まったく…それじゃ、先に帰るから。」
「うん、またね。」
そういってフローアクアは去っていった。
そして、ラミリアは別方向に歩き出す。
意識もだいぶクリアになって来た。
「それじゃあ私はあの四条ちゃんについて、“知っている”人に聞きに行こうかな?」
答え合わせに行こう。
明日からゲームのアプデがやばい
今のうちに色々終わらせて準備しないと…