介入者
ねぇ収拾つかない展開終わらせてwww
無限にこの話続きそう()
「っなんでですか…?」
フローアクアはブレイクに聞く。
待つ事は出来ないのか。
彼女は淡々とと言う。
「魔女は殺さないといけないからな。」
「で、でも…。」
「それに、魔女以前に罪を犯した者としてもね。」
「それは、」
「正気を失ってる?だからって人を殺して良い?ま、違うよね。」
それは正解。
彼女が人を沢山殺したのは事実だ。
「しかも、この子は魔女化無しでどうやら似たような事が過去に二度とあるらしいじゃん。罪、として見るなら確実にアウト。」
「そうですけど…。でも」
「まぁそれに魔女になった時点でもう人じゃない。地雷しか無い危険動物を殺す以外にどうにか出来る訳が無いさ。」
「…っ。」
魔女は人として見られず、魔女を人に戻す事は出来ない。
そして、魔女が人として見られる事は無い。
それは絶対的な事実。
魔女は総じて己の存在に従い負の事象を撒き散らす。
どのみちこれを放置する訳にもいかない。
でも、多少は待っても良い筈なのに…。
「あ、それと正気を失っているなら尚更今殺した方が良いよ。その方が本人にとってもマシだから。」
「…どう言う事ですか…?」
「そりゃ目覚めたら自分が戻れる事の無い化物になってて大量殺人を犯していてそしてこれから殺されるってなら最悪でしょ?それなら最初から目覚めない方が幸せって事。」
「それは…。」
想像つかなかった。
それなら確かにそうかも知れない。
いや、確実にそうだ。
でも…。
「…うーんまだ納得しなさそう…。ま、知り合いなら止めたくもなる、か。」
ブレイクもその気持ちは分からないでもないし、なんなら言っている事も一理あるとは思っている。
ただ、絶対的な己の勘が告げるのだ。
今ここで殺さなければこの後がまずいと。
「しゃあなし、悪いね、妹ちゃん。そう言う言葉は全部後で受け付けるよ。」
「…っ待って…!」
ブレイクはフローアクアを無視してトドメを刺そうとした。
止めれない。
このままじゃ…。
だが、そうなる事は無かった。
「っ上…!?チッ!“爆炎”!」
彼女がそう叫んで魔法を上に放った瞬間、上から一つの隕石が降って来た。
それは魔力を纏っていて、超高速で落下してきている。
確実に周囲一体クレーターに出来るレベル。
だが、先に早くブレイクが気付いたおかげでそうなる事は無かった。
彼女が放った魔法は空中で隕石に命中し、巨大な爆発を生み出す。
光と粉塵が周囲を覆う。
「…っ何っ?風がっ…!」
「んなぁ耳痛い…。」
フローアクアとラミリアはその轟音と衝撃に悲鳴を上げる。
「…これは…やってくれた。」
周囲が見える様になってきて、ブレイクは言葉を溢す。
クローバーの姿が無い。
「何処に…。」
「此処だね〜?」
そう声が帰ってきた。
振り向く。
やはり、己の勘はいつも間違わない。
「…漸くご登場か?」
その方向に黒く染まった空間の歪みがある。
そして、その前に在る2人の少女。
一人はクローバー。どうやら気を失っている。
もう一人、先程までいなかった黒髪の少女は…。
「アハハ、正解。始めまして〜。」
楽しそうに答える黒髪の少女。
「魔女会所属の魔女、ステラ。ふふっ、よろしく♪」
まあ別に二人目の介入者がいても良いですしおすし