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第七位“焔帝”

備考:話す事ないので焔帝ちゃんのスタイルでも明かそうかなと(唐突)

身長は高身長程では無いけど163〜4ぐらい?中の上ぐらいな感覚

そしてギリCはあるよ

某ロリッ子爆裂狂の感じでは無かった…







焔帝。


そう呼ばれた少女はラミリアに背を向けるとクローバーを見た。


「ぶらぶらしてる時偶然通りかかったこの辺りに魔女の反応があったと思ったら…丁度協会からそれについて連絡が来るなんてね。」


緋い少女は呟く。


折角の散歩日和が台無しだ。


…別に何処か目的地があった訳でも無いけど。


「まったく…。ま、これもまた一つの醍醐味だ。楽しもうかな?」


クローバーは突然現れ、自身の槍を消し去った存在に警戒している。


そして、残り少ない支配した人々を操り彼女に向かわせる。


「あー様子見ってやつ?いいからとっとと本題に移ろうか?」


そう言って指を鳴らした。


刹那、其の全ての人々が緋い焔と共に焼滅する。


全く躊躇が無い。手慣れている。


「やれやれ…耐久が強くても消え去れば意味が無いんだよ。あ、そうだ。」


そうして彼女はまた此方に振り向き、手を向ける。


「ほれ。」

「…これ、は…?」

「これで妨害されないから。治しな?死ぬよ?」

「分かっ…た…。」


朦朧とした意識の中、なんとか理解し魔法を使う。


ギリギリのラインだが止血出来た。


…未だ、生きてる。


「…あり、がとう…ござ…ゲホッ。」

「あー喋んない方が良いよ?結構限界そうだし。取り敢えず話は後で…こら、人が話してるのに後ろを狙うのは良くないなぁ。」


血の槍を見ることも無く己の焔で相殺しながらそう言う。


「これだから魔女は。ま、さっさと殺して終わらすかな?」


そう言いながら彼女は己の武器を取り出す。


先端に真紅の宝玉が嵌め込められた杖。


「それじゃあ、何発耐えるか試してみようか?」


そうして、圧倒的な魔力が周囲を覆い尽くした。












ーとんでもないねこれ。


ラミリアはその魔法を見て思った。


爆発。


単純かつ強力な魔法。


でもこんな使い方をするとは誰も思わないと思う。


まさか至近距離にまで迫るクローバーの槍や剣を極小の爆発で相殺するなんて。


どう考えても一歩間違えれば自爆する地雷なのに。


しかも攻撃まで。


杖を持つならば本来後衛の筈。


何故近距離戦闘を?


明らかに遊んでいる。


それでいて周囲にいく流れ弾もしれっと処理している。


私達が全力で戦っても勝てないクローバーをあんな一方的に蹂躙するなんて。


これが……。


「ケホッ…やっと戻れた…‥っラミちゃん大丈夫!?」


フローアクアが戻って来た。


クローバーに吹き飛ばされていたが攻撃自体はしっかり防いだので大きなダメージ自体は無い。


精々衝撃で全身が痛い程度だ。


「ねぇ無事…!?血凄いよ…!?」

「アクアちゃ…なんとか…生きてる。止血も…出来てる。」

「……あ…良かった…。見た目かなりヤバいから本当に心配したよ。ってそれなら。」

「そう。間に合った、よ。」

「あの人…?ってあの人確か。」

「そう、焔帝。」


フローアクアと会話する。


まだクラクラしているが徐々に回復してきた。


多少の回復なら魔法少女の共通能力だ。


「ランキング第七位、S級魔法少女 “焔帝” ブレイク。やっぱり凄い。」

「確かアクアちゃんは…顔見知りだったっけ?」

「一回だけだけど。エトねぇの繋がりだね。」


実はそうなのだ。


姉は優秀。


そういう事を言っているうちにもう向こうは勝負がつきそうだ。


彼女の撃った爆発の魔法が直撃する。


吹き飛び、地に叩きつけられるクローバー。


「案外耐えた…。流石に天才って呼ばれてただけあるね。」


それでもS級魔法少女のトップとA級魔法少女だ。


例え魔女化していても関係なかった。


それに、彼女は単純な戦闘能力ならランキング以上の実力を持つ。


「魔女の力を使いこなされていれば多少苦戦したかもね。」


正気を失ってた事も影響しているだろう。


「さて、じゃ、これで…。」

「あ、まって!ブレイクさん!」


終わらせようと魔法を発動しようとしたブレイクに咄嗟にフローアクアが叫ぶ。


「どうした…って君たしかエトの妹?二年ぶりかな。魔法少女になったんだねぇ。良いじゃん似合ってる。」

「あ、はい。ありがとうございます…じゃ、じゃなくて!」

「おっと、ちょっと待ってね先にやる事があるから。」


彼女はまたクローバーの方を見る。


…まずい、止めないと。


「待って下さい!四条さんは…。」

「どーした…?…あー、もしかして知り合い?」

「…そうです。それに正気を失ってるみたいで。だから彼女は…。」


なんとか説得しようとする。


あの子は絶対何か理由があると思うのだ。


意識を戻して話を聞きたい。


せめて()()をするのは最後でいい。


これで終わりにしてはいけない気がするのだ。


理屈なんてないが、なんとなく。


「ふーん…。」


ブレイクは少し考えるそぶりをし、


「断る。」






おっと流れが変わったな?

物語の介入者ってのはそういう事だよ

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― 新着の感想 ―
なんだつまらん。情に流れないタイプか…いや、頭が固いというべきか
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