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TS魔法少女の曇らせ愉悦系ロールプレイ  作者: 夢瀬離或
第二章・魔女と魔女会
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魔女ノ時間・アクマ

さて、精神世界でボコスカ殴っていきますよっと






私は、どうすれば。



狼狽える3人。


あの子達じゃ私を止められない。


当たり前だ。


その上魔女化までした、なら。


私の周囲に魔力が集まる。


血で出来た槍。


私の固有魔法が。


ま、まさか…。


「ヤバ、魔法がっ…!」

「逃げろっ!響花(きょうか)っ!」

「ぇ…?あ、あ…?」


ま、待ってっ…!


嫌っ…!駄目っ…!


グチャ。


…………ぁ


あ、ああ、やって、しまった。


どう、して。


「嘘っ!?響ちゃん!?響ちゃん!?」

「響花…!あ、おい…。っおいテメェやりやがったな…!絶対許さねぇっ…!!」


なんで、こんなことに…。


『どうだ?素晴らしいだろう?』


あの、声。


…まさか、あなたが…?


じゃあ、私が魔女になったのも…。


『あのままではお前は確実に壊れていた。それをどうにかしてやったまでだ。』


…どう言う事…?


『お前と言う存在は直に精神が跡形もなく消滅し、事実上の別の人間になるところだった。ある意味死を救ってやったと言う事だ。』


…でも、こんな、こんなんじゃ…。


『何、一度は望んだだろう?』


こんなのは望んでないっ!!


それに、魔女なんて…。


『フッ、本当にそう思っているのか?』


何…?


『もう何もかも滅茶苦茶にしてやりたいと。全てを諦めて、台無しにして楽になりたかったと。そう思っていたのだろう?』


…違う。


『そうか?本当に?少なくとも報復ぐらいは、したかっただろう?こんな風に。』


血の茨が現れる。


「え、ちょ、ヤバ、来ないで…!ヒッ…。」

「…っ恵理!」


待って、やめて。


「あ、あが…痛い痛い痛い…!」

「駄目だ!恵理っ!」

「み、霙ちゃん助けてっ…!」

「ぐっ…!硬ぇ!待て、やめろっ…!まて!四条椿軌っ!やめろっ!!」


やだ、やだ、やだっ…!


止め、止まってっ…!


「あ……死にたくな」


ブシャッ、グチュ、ズシャァァ…。


ポタ、ポタ。


ドサッ。


『こんな風に、な?』


…………ぁぁ。


「恵理…?おい…なんで…。あ、あぁああぁ…恵理まで…。」


どうして、こんな。


流石に、酷いっ…。


あなたは…。


…こんな…悪魔の所業。


…悪魔。


そう、そうだよ。


この悪魔めっ…!


『私が悪魔、そうかもな?はて、ならばお前は、なんなんだろうな?今、いとも簡単に人を殺したお前は。』


……ぇ?あ。ち、ちが、殺し…私じゃ、あなたがっ…。


『いや?私自体は今何もしていない。肉体を直接操ってはいないからな。つまりあれは間違いなくお前が、お前自身が起こした事だ。たとえ暴走しただとしてもな。』


…っそうじゃ、私は…。


『そうやって逃れようとするか?母の死は自分のせいにする癖に。…いや、違うな。ふむ。お前、本当は自分は悪くないって思っているだろ?』


…………っ。


……違う、やめて。


『仕方なかった。どうしようもなかった。こうすれば良かった。そうやってたらればに後悔するばかり。だからその事実そのものからは目を逸らしていたんだろう?そうしてあの言葉に縛られ続ける事で責任を取らずにいた。』


そうじゃない…。やめて。違う、私はっ…。


『そうやって罪を増やし、逃げて、気付かないふり。変化ばかり恐れて。そんなお前が果たして何と呼ぶのか?人はお前も悪魔と言うかもな?なぁ、大罪人?』


やめてっ!私はっ!


『嗚呼、そうか。だから魔女と呼ぶのか。』


………あ。


わた、あ…。


あぁ。


あは、あははは。


……


『さて、残り1人。どうする?新しい魔女よ。』


残る彼女、九裏咲(くりさき)(みぞれ)は地に崩れ落ち、顔を伏せている。


「響花…恵理…なんで…。」


「…絶対に許さない。四条椿軌っ…!この魔女がっ…!。」


やめてよ、そんな風に見ないで。


私は…。


『ふむ。まあ中々これも愉快だが…、そういや、彼女は確かお前に…ならば今は報復の更に報復なのか。しかも自覚無し。確かに魔女だな。それなら…おっと。もう終わりか?仕方無い。』


血の槍が現れる。


…どうすれば。


「アタシも、か…。だろうな…くっ。……いや、もう。」


諦めてしまったのだろうか。


しかしそれは無慈悲にも彼女に向かう。


私が止める事は、もう…。


………


そうして最後。


その槍が、彼女の心臓を貫かんとした所。


「 “水壁 斬刹 ”! 」


突如飛んできた水の斬撃がその槍を相殺した。


そうして降り立った少女が1人。


その少女、詩織…いや、魔法少女フローアクアは其処に在る魔女を見る。


そして目を見開いた。


「嘘…なんであなたが…?」
























クフフ、愚者に選択肢など無い。


増幅された感情を狂わされ、愚かにもボクの手で踊り狂いたまえ。


ん、ここまで計画通り。


さァ、続きを愉悦(たの)しもうぜェ…?


ちょっと言ってる事が変かもしれんが精神が弱まっている時だから多少は誤魔化せるのよ。

取り敢えず四条ちゃんの心を折ろうと言葉責めしてるだけだから、細かい事は口撃の数と精神干渉で誤魔化せ()


さて、本格的に狂人として本性を顕し始めたね。

さ あ 盛 り 上 が っ て 来 ま し た 


愉しみだろ?愉しんでるよな?

諸君!此の曇らせを愉悦しているならならば!

是非是非ブクマや評価を星5、いいねや感想をくれたりすると投稿者が喜ぶ音がするかも知れません!知らんがな。

さあさあ皆さん愉悦部と曇らせ隊に入部、入隊しよう!

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― 新着の感想 ―
[一言] クハハハハハ!見事!見事だ!
[一言] も り あ が っ て ま い り ま し た ! これより巻き起こるは! 愉悦の運命を歩む主人公が、壊滅の運命を歩む魔女を使って 徹底的に魔女を精神を『壊滅』させ、自身の『愉悦』を満たす…
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