状況確認〜
ちょっと長め
内容がちょっと変わったよ!
てか増えただけ
光が消えた後。
ボクは目を開けた。
辺りを見回す。
うん部屋。
てか廃墟。
結構綺麗。
此処がサリエルさんの言ってた拠点?
割と廃墟にしてはしっかりしてる部屋だね。
確かに色々ヒビとか瓦礫とかあるし暗いけど。
それもボクのロールプレイにはピッタリだよ。
此処に人来る?って思ったけど万が一とか、あと家が無いって言う王道のやつも使えるしね。
取り敢えず目の前にあった本を取る。
たぶんサリエルさんの言ってた説明書。
あ、ほらチュートリアル書とか書いてある。
取り敢えず最初に読んどけって事でしょ。
床にポンって置いてあるのはなんかアレだけど。
てか分厚!
辞書かよ。
何?全クリまでがチュートリアルって事?
どこの廃人ゲーマーだよ。
いやボクも案外そうだったかも…。
まあいい。
早速読んでみる。
・魔法と魔法少女について
お、いきなり気になるとこ。
…ほほう。成程。
取り敢えず簡単にまとめるなら
魔法は魔力を使って想像により構築し詠唱により発動する。
とは言え扱える魔法は本人の資質に左右される。
あと詠唱は使いこなすと無詠唱でも出来る様になる。
ここは大体そんなもんかな。
魔法少女はその魔法を扱う少女のこと。
己の心の姿に変身する事でそれに適した魔法を扱える様になるとの事。
成り方は資質のあるものが妖精と契約する事で成れる。
あ、ボクは例外っぽくてどうやら妖精いなくてもいいらしい。
多分サリエルさんの眷属になったのが契約として見られてるんだろうってのこと。
魔法少女は幾つか種類に分けられてる。
身体強化の強化倍率が高く、武器を持ちそれにエンチャントして戦う前衛型。
火や氷などの魔法を放ち攻撃する後衛型。
他に回復系、支援系のような特殊枠もあるっぽいけど今はいいか。
あ、ボクのステータスも書かれてある。
フムフム。
純粋な後衛型の万能系。
使える魔法は大体魔力が足りるなら全て使えると。
それで、特に創り出すタイプの魔法、創造系統の魔法に長けているっぽい。
魔法は想像により発動するって事だし廃墟で困らないってのはこういう事か。
この感じだと生活にも多用出来そうだからね。
早速変身してみよう。
いや楽しみ。テンション上がってきたー!変身!
変身は別に念じるだけで良いらしい。
さて変身できたし近くに鏡あったよね?
あ、おーー!
白のフード付きローブいいねぇ!
というか確か心の姿なんだよね?
白なら無垢とか?
自分で言うのもあれだけどそんな純白の心は持ってないけど…。
いや、別の意味があったのかもしれない。
あ、ほらボクって一応神の眷属らしいし多分天使とかに値するんじゃないかな?それでそっちが反映されたんかもね。
ま、今は良いや。
他にはボクの前に一つの球体が浮かんでる。
紫色に光ってる。
あれかな。杖みたいな役割なのかも。
見た感じ他に変わった感じはないね。
魔法少女になると髪とか瞳とかちょっと変わるらしいけど。
ボクは変わんないタイプなのかな?
で、魔法…
取り敢えず椅子も机も無いしこれらをまず作ってみるか。
えーっと頭の中で机と椅子の形を思い浮かべて…材質は木材で。
あ、椅子にクッションもあった方が良いかな?
後は呪文詠唱…流石に初めてで無詠唱は無理っしょ。
あと普通に声に出したい。
厨二心よ。
「“創造”」
わお綺麗な声してる。
そういやこの体初セリフだったね。
それで身体から少し何かが吸われたような感覚、そして目の前に想像した椅子と机があった。
これは凄い。
これが魔法か!
あとやっぱあの紫色の球体は補助アイテムっぽいね。
“創造”は創造系統の魔法の中で一番簡単な魔法。
なので本来小さな相応の程度のやつしか出せないらしいが。
それでもやっぱ得意系だからなのか割と一個上レベルの物を創造出来たっぽい。
魔力消費も抑えめだしこれ楽しめるわ。
暫く家具とか作ってみるか。
ベッドとか収納棚とか。
いやその前に服いるな。
今変身解除したら着てるものがなくなって全裸になるし。
実は変身前もずっと全裸だったし。
エ駄死
しかしわたしは好きです()