表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
〈未完〉TS魔法少女の曇らせ愉悦系ロールプレイ  作者: 夢瀬離或
一章・曇らせ好きTS魔法少女爆誕
21/81

無力

ニヤニヤしてきたゼェ…






フローアクアは別に弱い訳では無い。


Bランクまで倒せる魔法少女は全体の4割にも満たないし、理論火力だけならAランクも倒せる。


でも、今この場においては何も出来ない。


Sランク以上は基本的に規格外だ。


そんな規格外に常識的な“強い”だけは通用しないのだから。


マシナリーワーム。


機械仕掛けのSランクの魔物(化物)


地中に潜り攻撃を行う事と凶悪なまでの硬い外部装甲が有名だ。


お姉ちゃんは私の全力の遠距離攻撃ならSだろうとダメージは与えられると言ったが奴は防御面に特化している。


私では傷一つ与えられないだろう。


しかし弱点部位は小さく近くに行かないと当てられない。


私ではあの弾幕量の攻撃を捌き切れないで死ぬ。


実質的に今は戦力外なのだ。


だからこそあの白い少女の強さが羨ましい。


凄いとも思う。


Sランク相手に苦戦なく立ち回る彼女が。


まだ新人だと思われる癖に自分より遥かに強い。


さっきの雷の魔法なんて私より何倍も威力がある。


私は何も出来なくて、見る事しか出来なくて。


本人は、フローアクアは気付かない。


そこに劣等感と嫉妬が僅かに芽生えている事に。










目の前で白の少女の右腕が斬り飛ばされた。


血飛沫を撒き散らし、落ちていく。


「ぇ…?っっっーー!?!?な、何で?何で庇ったの!?」


それを目の前で見たことによって若干パニックになりながら言う。


私のせいで…。


「問題無い。怪我なら治せる。でも死は治せない。」


右腕が斬り落とされても変わらず無機質な声のまま彼女は言った。


私は理解出来なかった。


言った内容じゃ無い。


今片腕が切断されたのに。


なんでそんなに平気そうなの…?


痛みを感じないの…?


あまりにも平坦。


その異常さに恐怖と困惑を感じながら私は思う。


「今は下がって。直ぐに終わらすから。」


動揺した事もあってそのまま言われた通りに下がる。


すると彼女の雰囲気が少し変わった。


残る左腕をマシナリーワームに向ける。


浮かぶ宝珠杖が強く発光する。


「詠唱完了。陽光に焼かれろ“消ノ零砲”」


光が、全てを消し去った。


それは硬い外部装甲も消し溶かし、マシナリーワームの内部コアを剥き出しにさせる。


なんて威力…。


もはやランカーレベルじゃない…?


しかし驚愕する暇など無い。


「“再生”右腕。」


斬り飛ばされた筈の右腕が生えてくる。


そして、


「“完全(パーフェクション)創造(クリエイト)”対物ライフル。」


彼女の身長を簡単に越す巨大な狙撃銃が顕現する。


それを持ち、対象に構えた。


「外しはしない。これで、トドメ。」





ルビのせいで若干違和感が…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
戦友を観測したのでカキコ。
[気になる点] S級みたいな化け物が出てくるならこっちもA○を作って対抗すべくだとおもう。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ