どういう訳か眷属になったんですよ貴方
ネタぁ
序盤はどうしても設定説明会になっちゃうから苦手な人スマソ
「えぇーと…。」
反応に困った。
あれか?某転生モノ的な感じになるのか?
というか死の女神て物騒やな。
「ああ、困惑するのも分かりますけど取り敢えず聞いてください。」
サリエルと名乗った少女はそう言う。
「まあこれはテンプレセリフなので言いますか。まず、貴方は死にました。」
はい知ってます。てか神がテンプレとか言うんだ…
「言いますよ?実は神らしい神というよりよく人間世界を観察して楽しんでる側のタイプですし。」
こいつ、心を…!?ってまあ神だしな(便利)。
取り敢えずファ◯チキ下さい。
「いや話が早速脱線しますね…愉快な人間ですね。」
それ程でもー?
「まあともかく話を戻しますね。貴方は死にましたけど実はなんやかんやあって私の眷属になったんです。」
いや適当。そのなんやかんやを教えてよ。
後眷属って?
「話長くなりますけど良いです?」
なるべく手短に分かりやすくでお願いします。
「まず神とは超常的なある概念、法則の様なモノとなるエネルギー体的“存在”です。要は自身の存在を一つの法則として司る訳です。なので神は少なくともなんらかのモチーフとなる力を持ってます。私の場合は死と天使ですね。それを取り敢えず頭に入れといて下さい。良いですか?」
ハイ(・Д・)ノ質問。天使のモチーフてどゆこと?
「ああ、私は天使から神になりましたからね。その頃の名残ですよ。結構珍しい部類で天昇神とかとも呼ばれたりするんですよ。当時は死の大天使やってました。其処を昇格して操る死の概念が神級になった感じです。話戻りますね。そして神は世界を管理する事が殆どです。存在管理が楽ですからね。で、私は貴方のいた世界含め幾つかの世界を管理しています。」
フムフム。
「まあそれで個人差によるんですが管理する都合上その存在の力、概念などが世界に多少残り、影響を与える事があるんですよ。基本ほっといても良いんですけど私の場合死ですからね。流石に影響が大きいのでその残り香を定期的に回収してるんです。その回収時力が一気に集まるんですけど、力の概念上丁度近くに死亡した瞬間の存在がいると其処に力が集まってその者の魂に入り込んでしまうんですよ。死亡直後は魂が残りますし。」
それでー?
「要は本来残り香といえ神の力を取り込んだので耐えられなくて自壊するんですが。自壊せずに残ってしまったパターンが貴方です。」
成程。
「おまけに私の力を取り込んだのですからその影響か私の眷属になったと言うのが大体の経緯です。」
おっけ。
大体理解したかも知れない。
あ、忘れてたけどもしや敬語とかいります?
サリエル様とか言った方がいい?
「適当で良いですよ。気にしないので。」
了解であります!
まあサリエルさんて呼びますね。
うん、取り敢えずボクはどうすれば?
「私もどうしようかと迷ってたんですよね。なので知り合いに聞いてきた折衷案でいきます。」
神の知り合いか…。
「まあ気にしないで下さい。まず、別の世界に転生させます。」
お、テンプレ。
「その世界は貴方のいた世界とは違って魔物とかが存在してます。」
つまり異世界ハイファンタジー?
「いえローファンタジーです。普通に現代です。あと魔物の対抗として魔法少女がいます。」
そっち系か!
因みに男で魔法とか使うのはいる?
「安心して下さい百合に挟まる存在はいません。」
おっとキタコレ。
「取り敢えずその世界に入れて貴方の様子を見るという事です。貴方は普通の存在じゃ無くなりましたからね。そしていまイレギュラーが重なった状態、つまり不安定な訳です。なのである程度自分の力とかも制御出来る様にと言う事です。」
ん、わかった!
「適応早いですねこの人間…。」
友人は別で投稿してる話参照