4話 隣国
お久しぶりです!
木曜日にテスト、あとついでに金曜日に英検。両方乗り越えて、昨日は1日寝てました。
今日からまた頑張ります(と言っても、1ヶ月半後に今度は期末テストだったりする,泣)
翌日、レノアたちは無事隣国に到着していた。
隣国は、一言でいうととても穏やかな国だった。
のんびりと散歩したり、公園で昼寝をしている者もいる。
「穏やかだねー」
アレクがのんびりと呟く。
「こんな穏やかな国。私達に協力してくれない気がしてきた」
レノアが自信なさげに呟く。
「大丈夫大丈夫!なんとかなるよ!」
「その自信はどっからきてるの…」
「まあまあ。それよりさっさとお城行こ!」
「ちょっ、アレク。ひっぱらないで」
妙に自信のあるアレクにひっぱられ、レノアは城にむかっていった。
ちなみに、一言もしゃべっていないが、ルイは後ろからしっかりとついてきている。
◇◇◇◇
数分後、レノアたちは城にきていた。
「成り行きで来ちゃったけど、私達絶対入れないよね」
レノアは城を見上げながらそういう。
「そんなことないよ。門番さーん。いれてください」
アレクが門番に当たり前のようにいう。こんなことを言い、入れないどころか、むしろ変質者だが……
「ああ、アレク様ですか。どうぞ、おはいりください」
門番は、あっさりとアレクを通してしまった。
「何で入れるの……」
「僕、この国の王子様にいろいろ売ってるんだ。あとね、お友達だよ!」
「すごいことをさらっと言ったね。てか、それを早く言ってよ」
「だって、驚かせたかったんだもん!」
「子供みたい」
「ひどいなぁ。まあいいや。ついてきて!王子様のところへいこう!」
アレクのお陰でなんなく城に入れたレノアたちは、アレクの先導で王子のもとへと向かっていくのだった。
◇◇◇◇
広い城の中を歩き、レノアたちは1つの部屋の前にきていた。
「ここが、王子の部屋?」
「そうだよー……マルセル、いる?」
そういい、アレクは何の躊躇もなくドアを開けた。
「あれ?アレク、どうしたの?」
中には、亜麻色の髪を1つに縛った優しげな青年がいた。
どうやら彼がこの国の王子のようだ。
「マルセル。あのね、お願いがあるんだ」
「お願い?」
「そうそう。今、僕の国いろいろ大変でしょ。それで、詳しいことはあとで話すけど、このレノアが反乱軍を倒すのに協力してほしいんだって」
アレクは何でもないことのようにそう言った。
簡単に城に入り、王子を呼び捨てにし、あげく軽い調子で戦いの協力を頼むアレクに、レノアとルイは何の言葉も発せず、ただ呆然と2人の様子を見ていた。そんな2人の耳にまたも衝撃の言葉が入ってくる。
「へー。そうなんだ、いいよ。じゃあ、詳しい話を聞かせてよ」
「やったー。ありがとう」
「「………」」
なんと、マルセルがさらっと承諾してしまったのだ。協力してもらえるのは嬉しいが、こうも簡単に言われると、何かあるのではと疑ってしまう。
「えっと、あの、マルセル様?そんなさらっと、良いんですか?」
「もちろん。アレクのことは信用してるんだ」
「いや、だからって…………ルイ、助けて」
レノアがそういうと、ルイはマルセルをじっと見つめてから、レノアにむかって安心させるように言った。
「…この人は、大丈夫。協力してもらえるなら、してもらおう」
「……ルイが言うなら大丈夫なんだろうけど………」
ルイがそういうので、レノアはマルセルのことを信用することにした。レノアはルイの人を見る目を強く信頼しているのだ。
◇◇◇◇
それから数日。当たり前のように城に用意された部屋で、レノアは実に穏やかな日々を過ごしていた。
まるであの地獄のような日が夢だったかのようだ。
レノアは日々、特にやることもなくのんびりと過ごしている。
最初は復讐の準備を共にしたいと言ったのだが、アレクに妙に威圧感のある雰囲気で拒否され、何も言えなくなってしまった。
そして、レノアは元々どんなことをされても許してしまうような人間だったため、彼らに対しての憎しみも暫く彼らと会っていない影響で薄れてきていた。
そんな、ある日。あまりにも暇だったレノアは、外に出掛けることにした。
キーワードに乙女ゲーム風の小説って書いたので、乙女ゲームっぽく選択肢(?)をつくってみました。
選択肢は、
1.1人で海に行く
2.マルセルに案内してもらう
3.ルイと一緒に観光
4.アレクと一緒に観光
の4つです。
あと、だいたいの流れや細かい設定が決まったので、タイトルとあらすじ変えました。
それと、プロローグの最後のセリフ変えました。細かい設定決めたら、結構想像と違ってたので。
いろいろと変えてしまってすみません。