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絡み合う愛情と憎しみ 少女は誰の手を掴むのか  作者: 如月麗羅
第2章 反乱軍,共通ルート
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エピローグ

レノアはあたり一面白い空間にいた。


その“白”は、どこまでも行った界てに白の璧があるのではない。

とてもとても小さな“光”が、そこにまるで霧のように漂い視界を“白く”染めている。界てどころか、少し先に伸ばした手さえも、おぼろげにしか見えない。

上も、下も、右も左も。どこを見ても“白”だけが広がっている。そもそも、自分が上と認識しているのが本当に上なのか、それすらも曖昧。


そんな空間に、レノアはいた。


-ガクン!-


突然、今までまるでないようだった体重が姿を現しレノアを下へ引きこんだ。


落ちていく、落ちていく


しかしそれは、本当に下へ落ちているのか-


それは分からない。だが、レノアは確実に、闇へ堕ちていた。



--------



どれほどの時間がたったのか、だんだんと速度が緩やかになっていき、レノアはやっと足をつけることができた。

レノアが立っている場所は、まるで鏡のようで、真下に、レノアの姿を写しだしていた。しかし、写すのはレノアの姿だで、“光”を写しだす事はない。そこには、まるで“光”と対になるように、どこまでも広がる“闇”があった。


そしてなぜか、まるで靄がかかったかのように、上手く思考を働かせることが出来ない。レノアは何もすることなく、ただそこに立っていた。



『選べ』


痛い程の静寂の中に、突然、声が響いた。


『もう手は伸ばされている。あとは、お前が選んで手をとるだけ』


どこかで聞いたことのあるその声。それについて深く考える事なく、レノアはあたりを見渡す。選んで、手をとるために。

そこに、5人の人物が現れた。

レオンにギル、ライアン、ユーリ、ルイ

彼らは全員、レノアへ手を伸ばしている。


レノアは手を伸ばし、---の手をとった。


すると、2人以外の4人は姿が薄れ、やがて消えた。

その人は、言葉を発することなくレノアを抱き抱え飛び上がる。


“闇”からはどんどんとはなれ、“光”の中を進んでいく。


しかし、鏡に写った2人は、“闇”の中を進んでいた。


どちらが、本物なのか--


それは、これから決まる。

レノアと彼らの行動で、決まっていく。




--“闇”も“光”も、少女を閉じこめる“檻”である事だけは、いつまでも変わらない--





『天使の子よ、しっかりと、私を楽しませてくれ。そのためならいくらでも協力しよう』


どこかで、誰かの声が響いた。


やっと終わった~!

反乱軍共通ルート終わり。次から個人ルートに入っていきます。

もしかしたらいつもより更新遅くなるかもです。ただでさえ遅いのに、、ごめんなさい



でも、、あいつがいくらでも協力してくれるようなので、ヤンデレ化のために、ありがたく使わせていただきます。


あれ、誰か分かりました?たぶん簡単に分かっちゃうよねー、と思いながら書いたんですけど…


これからたびたび出てきてヤンデレ化のお手伝いをしてくれる予定です。横から「監禁しちゃいなよ」とかささやいてくるかもしれない……



次話から本番ですので(たぶん)、どうぞこれからもよろしくお願いします

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