表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
DX3rdリプレイ「Sparking Moonlight」  作者: 雉里ほろろ
リプレイパート
3/29

オープニングフェイズ2

PC1、双葉のオープニングです。

GM「次はPC1のオープニングだね。これは回想からスタートします。とりあえずシーンインどうぞ」


侵蝕率上昇

 双葉:33→39


GM「これはまだ、双葉がUGNのエージェントとして駆け出しだったころの話です」

双葉「はい」

GM「双葉さんはライフパス的に技術職上がりらしいので、そこからエージェントになり下っ端だった時代もあったのでしょう。あなたは当時所属していたUGNの支部で、こなした任務の報告書を作成しています」

双葉「パソコンカタカタ」

GM「そうして書類を作っていると、『よっ、精が出るね』と一人の男性が声をかけてきます」

双葉「……お前はいつも早く帰りすぎなんだよ」

全員「(笑)」

GM「『失礼だな、俺はもう仕事を終わらせたんだよ。そっちはもうすぐ終わりそうか?』と、男は缶コーヒーを手渡してきます」

双葉「『ああ、ありがとう。もうすぐだよ』缶コーヒーを受け取って飲みます。ゴクゴク」

GM「この男は双葉と同期の、萩村紫電という人物です。ちょうど双葉と年齢も同じくらいかな。同期で、今は同じ支部で駆け出しエージェントとして一緒に仕事をしている仲です」

双葉「なるほど」

GM「彼は自分の分のコーヒーを飲みながら、双葉の隣に座ります。『俺たちもこうして頑張っていたらいつかは昇進できるのかねぇ?』」

双葉「……ウチの上層部は頭が固いからなぁ。これで飯食っていくしかないんじゃねぇの?」

GM「でも、俺は出世してぇなぁ。将来はお互いにどこかの支部長になれたら良いよな」

双葉「ははっ、お前みたいな奴が支部長になれるかよ」

GM「何だと? 俺だってやるときはやるんだからな?」


GM「そりゃ、支部長の仕事は大変だろうけど、出来ることも増えるだろ? 出来ることが増えれば、手の届く範囲も増える。そうしたら俺たちの手で、沢山の人を助けられるようになるんだ。どうだ、憧れないか?」

双葉「そうだな。……お前、やっぱ格好良いな」

GM「いやいや、お前には負けるぜ」

GM&双葉「はっはっは!」

GM「と、二人で茶化しあいまして。紫電はこんなことを言います。『なぁ双葉。俺たち、どっちが先に偉くなるかは分からないけどさ、俺たち二人とも、誰かを守れるような奴になろう。UGNのエージェントとして胸張って誇れるようにさ』」

双葉「ああ、約束だ」(拳を突き出す)

GM「ああ、約束だ」(拳を軽くぶつける)


GM「と、ここで回想は終了して時間は現在に戻ってきます」

ノハラ「萩村、良い同僚だなぁ」

ジバシ「良い奴だ」

GM「双葉は無事に出世し、今はUGNのM市支部長として働いております。夏も終わり、徐々に秋めいてきたある日のこと。双葉がいつものように支部長としての仕事にいそしんでいると、UGN日本支部長である霧谷雄吾から通信が入ります」

双葉「はい、私です。双葉です」

GM「ああ、双葉君。霧谷だ」

双葉「お久しぶりです、霧谷支部長」

GM「ああ、久しぶり。突然で申し訳ないが、緊急の任務があるんだ」

双葉「緊急の任務、ですか?」

GM「M市の隣町であるS市で奇妙な現象が発生している。それは『夜、月が見えているのに雷が発生する』というものでね。数日前から発生していて、一般人にも多く観測されていて噂になっているらしい。何か話は聞いていないかな?」

双葉「いえ、こちらでは特になにも……」

GM「あ、ノハラからの報告はこの時点で双葉も聞いているということで」

双葉「あっ、そっか。それがあったわ。『あっ、そういえば。こちらも先ほど、イリーガルの子から連絡がありまして、似たような現象を確認しています』」

GM「なるほど、それなら話は早い。実はこの奇妙な現象にレネゲイドが関わっているのではないかとUGN日本支部は見ている。今はUGNが手を回すことで情報の拡散を防いでいるが、いつ一般人に露見してもおかしくない状況だ。すぐにこの現象の原因を調査してほしい」

双葉「分かりました」

GM「S市についてなんですが、S市はここM市の隣にある町で、M市より小さく人口も少ない町です。霧谷さんは話を続けます。『S市の支部と協力して、二つの支部でこの事件の調査にあたってほしい。S市支部は最近に人事異動が行われたばかりで人員も少なく、まだ体勢が整いきっていないんだ。だからS市支部に協力してほしい』」

双葉「分かりました。こちらでカバーしましょう」

GM「ああ、頼むよ。現地の支部長である萩村紫電君のことは知っているかな?」

双葉「萩村……彼なら私の同期です。彼のことは良く知っています」

GM「そういえば双葉君は彼と同期だったね。彼も君に負けず劣らず優秀な人間だ。彼と協力して共に調査を進めてほしい。信頼できる部下を集めて任務にあたってくれ」

双葉「分かりました。すぐに任務に取りかかります」

GM「萩村君は別件で、今はS市を離れているんだ。明後日の昼過ぎにはS市に戻る予定だから、そこで彼と打ち合わせを行ってくれ。事前調査はもう明日から始めて貰って構わない」


GM「そうして霧谷雄吾からミッションを受けたところで、シーン終了です」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ