34話 エピローグ
ブックマークの追加と評価ありがとうございます!(*´꒳`*)
今回は短めとなっております…申し訳ございません…。
魔王城から、レイムさんをお姫様抱っこして、ついでにチロも回収した、僕は今、空を飛んでいます。
目が覚めたレイムさんは、自分がお姫様抱っこをされているのを気づき…顔を赤くしながら手で、顔を隠してプルプルしてる…。
僕は何かあったのかと、思って顔を近づける。
「レイムさん、どうかしたの?」
「―――ッ!?」
声にならない悲鳴をあげながら、またレイムさんは気を失い…それを頭の上にいるチロが、ため息を吐いた。
***
とりあえず、僕は落ち着ける場所行こうと思って、お母さんや、お父さんがいる、家に転移をした。
その時は、お父さんは狩に出かけていて、お母さんしかいなかった。
気を失った女の子を、抱えた僕を見たお母さんは、頬に手を当ててニコニコしながら「あらあら…今日は赤飯からしら♪」って…言ってたけど…なんでだろう…。
まぁ、赤飯美味しいからいいんだけどね!
レイムさんが目を覚ましたのは、ベットに寝かせて少し経ってからだった…。
「ん…」
ぼんやりと…辺りを見渡し、僕を見ると…また、顔を赤くして、下を向いた。
僕…嫌われたのかな…? グスン…。
「その! …その…その! レアル君! えっと…私を助けてくれて……ありがとう…ございます……。その…凄く…嬉しかったです。」
「え…? 嫌いになったんじゃないの?」
「えっ!? なんでですか…⁇」
「だって…。…さっきから僕の顔見てくれないし…攫ったから嫌われちゃったのかな…って…。」
溢れてくる涙を、落とさないように、上を向いて、そう言うと…レイムさんは慌てたように、大きな声を出した。
「違います!!」
「じゃあ、なんで僕の顔見てくれないの?」
「えっと…えっと…! その…恥ずかしくて…見れないんです…。」
「なんで恥ずかしいの?」
「ふぇ!? そ、それは……ひ、秘密です!」
顔を赤くしながら、顔を背ける姿は何とも可愛いらしい。
「そ…そそそそれよりも…どうして…レアル君は…その…私を助けて…くれたんですか?」
「駄目だった?」
「いえ! その…嬉しかったです…。ただ…理由を知りたくて…。」
「えっとね…相談したお姉さんから…初恋って言われて…それで、男なら攫っちゃえばいい! っね言われたんだ〜」
「ははははは初恋!! あわわわわわ…! そっ…それって……。」
また、気を失いそうになった…レイムさんにさりげなく、落ち着ける魔法をかけたおかげで、何とか気絶せずにすんだ。
「うん! 僕、レイムさんが好きみたい!」
「はぅぅ…。」
レイムさんが、トマトみたいに、顔全体を赤くし…突然、深呼吸をし、潤んだ瞳で見た
「わ、私も―「食べ物と同じくらい好きだよ!!」」
「「………」」
その時…顔を真っ赤だった、女の子の顔が元に戻っていき…真顔になった。
「ん? レイムさん、チロも急に黙って」
「えい! えい!」
「キュ!」
「えっ!? どうしてレイムさん、僕を蹴るの!? チロは後でお仕置きね!」
噛み付こうとしてきた、チロの顎を抑え、振り回しながら…まだ蹴り続けているレイムさんを、見据えた。
「もう! もう! 私の…こ…心を、もてあそんで! 許さないですからね! いつか…きっと…その……メロメロにしてみせます!」
「メロメロ? 美味しそうな名前だね!」
「もーーーーーーーう!!」
肩をポカポカ叩いてくる、レイムを見て、心がポカポカするのが、何とも心地よく感じられた…。
アルファポリスで続き書きます!!
4月1日から、今投稿されている話を、毎日3話投稿しおわってから続きになります!!
皆さんがお気づきなように、自分は凄く飽きっぽい人間です!!
それでも、また読みたい…と思ってくれる人がいる。
なので、再開します! 良かったら読んでみてください(*´꒳`*)