表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/38

16話 一気にお金持ち!

ブックマークの追加と評価ありがとうございます!(*´꒳`*)


 あれから僕とチロ…何故か商人のおじさんと一緒に獅子のお兄さんの部屋に行き、今回の魔物を倒した事を細かく伝えると、獅子のお兄さんは頭を抱えた…


「その話が本当だとすると、テメェ…ンンッ! 嬢ちゃんをSランクにしないといけないな…。だがAランクにするのは対して難しくないんだが…Sとなると国の許可が必要になってくるんだ。」


「国って王様?」


 僕は首を傾げ獅子のお兄さんに聞くと、少し顔を赤くしながら、頷いた。


「そうだ…。国によってSランクになる条件があるんだ。もちろん他の大陸に行ったら、1からやり直しってわけじゃないが…この獣人国ではSランクになれたとしても、魔国だったらAランクってなる。ちなみにこの大陸だったら強けりゃSランクになれる。」


「へぇ〜僕もSランクになれるかな? 心配になってきちゃった…。」


「「「………」」」


 ん?2人とチロが呆れた目をしてどうしたんだろう…?


「はぁ…まぁいい。所でその魔物を証明する物はあるか?あるなら見せてほしいんだが…」


「うん!いいよ!ここで出す?」


「ん?持っているのか?じゃあ見せてくれるか?」


「分かった!」


「ちょい待ちなはれ! レアルの坊ちゃん!!」


「ん? どうしたの?」


 僕はアイテムボックスからメガホエールの()()を取り出そうとした所で商人のおじさんに止められた


「レアルの坊ちゃん…まさかとは思うんだが、あの魔物の死骸をこの場で出そうとしたちゃいますか?」


 その言葉を聞いた獅子のお兄さんが、目玉が飛び出るほど驚いた


「え? 駄目なの?」


「駄目に決まってるだろーー!!!!」


「駄目にきまってやろーー!!!!」


「えっと…ごめんなさい?」



…………




「じゃあ、必要ないと思うが…Aランクになる為の試験が7日後の鐘が2回なったら冒険者ギルドに来てくれ…。分かったな?」


 獅子のお兄さんは疲れた顔で僕に丁寧に教えてくれた!


「うん! 分かったー!」


「はぁ…俺はもう帰る…。」


「うん! またね! 獅子のお兄さん!」


 僕は背を向けトボトボ…と帰る獅子のお兄さんが見えなくなるまで手を振り続けた。



「よし! じゃあ次は、わいの商会に行こうか! 宿が必要なら、わいが紹介したる! だから安心してええぞ!」


「うん!」


 僕とチロは前を歩くお腹が出てる商人のおじさんの後をついていくと…やがて僕達の前には赤い屋根があり、壁は白く、ガラスで中が見える3階建の大きなお店が見えた…。


「ふぇ〜これが、おじさんのお店?大きいねー!」


「ハッハッハッ! そうやろ! そうやろ! とりあえず中に入ろうか!」


 おじさんにつづいてお店に入ると、多分魔物の皮で作られたバックや装飾品、他にも調味料などなど色々な物があってビックリした。


「凄ーい! 見たことないものがいっぱいある! 何これ?」


 僕は近くにあったスプレーを持っておじさんに尋ねる


「これは、口の匂いを消すやつやな! 男女関係なく人気なんや! それより、わいの部屋に行こうな〜」


「はーい!」



 3階まで階段で登り部屋に着く頃には、おじさんが汗を流していて、それをハンカチで拭いていた…



「ふぅ…少し疲れたなぁ〜」


 そう言っておじさんが『パンパン』…と手を叩くと頭の上に2つの丸くて茶色の耳の綺麗なお姉さんがやってきてその手にはお茶とお菓子を持っていた。


「どうぞ」


「ありがとうー!」


「キュ!」


 お姉さんはニッコリと笑って部屋を出て、おじさんはお茶を飲んで言った…


「ほんなら、あの大きな角の値段を決めようかぁ。っと…言いたいんやけど、なにぶんわいでも初めて見る代物やから的確な値段が分からんのや…」


 おじさんは困ったように頭をかいた…


「パクパク…モグモグ…ズズズ……」


「パクリ…ズズズ…キュウ〜♡」


「……って聞いてへんな…全く困った坊ちゃんやわ、まぁ適正価格が分かって、足りなければ後々払えばええか。ほんなら、とりあえずはわしの長年の目利きで見たところ…まぁ白金貨100枚は確実やな用意するから、待っといてな。」



「ん?分かったー! 食べながら待ってるね!」


「まだ、食うんかい…」


 おじさんに呆れた目で見られながらも、僕はお菓子のお代わりにを要求するのだった…








「ふっふ〜ん♪ おっ金持ち〜♪ おっ金持ち〜♪ 美味しい食べ物、食べ放〜題♪




 あの後しばらく経ってから、あのお菓子を持ってきてくれたお姉さんが、箱を持ってきてその中からプラチナ色で表には手と手を取り合う絵が彫られていて、裏には大きな木が彫られていた。


 何故か裏を見てチロが『キュー!キュー!』…と興奮していた…どうしたんだろう?後で聞いてみようっと!


…ただそのお金を初めて見たので、このお金でどれくらい食べられるか分からなくて、おじさんに聞いてみると分かりやすく教えてくれた…。




 この星では同じ通貨が使用されている。


 1番価値が低いのが銅貨で1番高いのが今回貰った白金貨みたい。


 銅貨1枚で串肉を1本買える!

 大銅貨1枚で串肉が10本買える!

 銀貨1枚で串肉が100本買える!

 金貨1枚で1000本買える!

 大金貨1枚で10000本買える!

 白金貨1枚で100000本買えるんだ!


 夢が広がるよね!!



 大金が手に入った僕はスキップをしながら赤く染まった空の下を進むのだった…






お時間があったら評価ポイントを振ってくれると嬉しいです…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ