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15話 獣人国に到着!

ブックマークの追加と評価ありがとうございます!(*´꒳`*)


「着いたー!!」


「キューー!」


 色々あった船での旅もようやく獣人国に着いて、僕はチロを肩に乗せ船から飛び降りて、両腕を上に上げ体を伸ばした。


 少しの間、お父さんが教えてくれた体操をした、お父さんの話だとラジオ体操って言うらしい…ラジオって何だろう…?


 ラジオ体操が終わると僕からメガホエールの角を買い取ると約束したおじさんが近くにやってきた


「レアルの坊ちゃん、買い取る前に一旦冒険者ギルドに行った方がええかもしれんぞ? 勿論あの馬鹿デカイ角は買い取るが、見せるだけ見せて、他のメガホエールの部位を見せればSランク昇格間違いないで!!」


「Sランク?……!? あの高級なレストランに入れる許可書だね!!」


「「………」」


「キュ〜〜…」


「…ま、まぁ間違いじゃあらへんな…ほな、行こうか!」



「うん!」


「キュイ!」






 チリンチリン♪


「邪魔するでー」


「お邪魔しまーす!!」


《………》


 歩いたから10分程で角が生えた大きな魚に剣が刺さっている看板がある建物に入ると広々とした部屋に大きな掲示板と受付があるのが見えた…。


 冒険者ギルドはどこでも、変わらないようだね!


 僕達が挨拶しても誰も返してくれなくて残念…でも仕方ないよね、初めて来る所だから!


 僕は寂しく思いながら受付に行くと狐のような耳と尻尾があり目が細いお兄さんの所が空いていたので、そっちに行った…。


「ねぇねぇ、お兄さん! ちょっと報告したいことがあるんだけどいいかな?」


「…迷子ですか?ここは冒険者ギルドですよ?」


「迷子じゃないもん!船の旅の途中にこーーーーーんな大きな魔物を倒したから報告しに来たんだもん!」


 僕はお兄さんに分かるように手を大きく広げたけど、お兄さんは細かった目がさらに細くなったような気がした…。


「この坊ちゃんが言っていることは本当ですぜ、それはわいが保証するで! なんなら一緒に乗っていた他の商人にも聞いたらどうだ? 調べれば分かることやろ?」


「…そう…ですね…、では何かそれを証明するものはありますか?」


「うん!あるよ!」


 僕はマジックバックから出しているようにアイテムボックスから、6メートルもする大きな角をカウンターに乗せた…


ドスン!バキバキ!!ドッスンン!!!!


「ああ!!ご、ごめんなさい!」


 角を置いたら重さに耐えきれず受付のテーブルが壊れ床に落ちた角を持ち上げながらお兄さんに渡そうとすると、何故か顔を引きつらせていた…。


「こ…この素材は…もしや…! すみません。少々お待ちください」


 狐のお兄さんが急ぎ足で二階に登ってしばらくすると…


 ばん!


「おう! おう! おう!! テメェがとんでもねぇ素材を持ち込んだかもしれねぇ、ガキ………oh……レモイ後は任せた! 俺は帰る!」


 大きな声でやってきたのは体が大きく筋肉がムッキムッキの獅子の顔と体を持つ獣人さんだった。右目に縦に傷が付いてるけど、大丈夫なのかな?


 その獣人さんは何故か僕を1回見て、もう1回見たら汗が吹き出して見えて、さっき一緒にいた狐のお兄さんに任せようとした所を、狐のお兄さんに捕まった…。


「帰すわけないでしょう?私では判断できませんのでしっかりとギルマスが対応したください。」


「し、しかしだな…いくら俺でもあんな子供の皮を被った化け物を相手にするのは勘弁して欲しいんだが…」


「化け物? 可愛いお嬢さんじゃないですか。ギルマスは子供が大好きじゃないですか、特にまだ成長仕切っていない女の子が…良かったですね」


「おい! その言い方悪意があるぞ! 周りの奴らが勘違いしたらどうするんだ!!」


「では、私は仕事に戻りますので、後はお願いしますね」


「待て! 俺を1人にしないでくれぇぇえええええ!!」


 獅子の獣人さんは、去っていく狐のお兄さんに腕を伸ばしたけど、避けられ1人にされた…」


「「「……」」」


「………」


 スッ…


 ビクッ!?


 むぅ…何で近づいただけで、後ろに下がるのかな…?


「獅子のお兄さん! この素材の魔物を倒したんだけど…流石に大きかったから報告に来たんだ!


「そ、そうか…ンンッ! そうですか、ではその素材を少し見せてもらってもいいですかな?」


「うん!はい!どうぞ!」


「グオオオオオオオオ!!腕が〜!ヤバイ!」


 獅子のお兄さんに渡すと重さに耐えきれず、膝を、床につけ何とか耐えている…腕がプルプルしてるけど…そんなに重いかな?だいたい    

 1000Kg…1tぐらいだと思うんだけど…。


「頼む! 1回持ち上げてくれぇぇ!」


「え?分かった!」


 僕がヒョイっと持ち上げると、ドガッ…と床に座り込み、荒れた息を整えていた。


「獅子のお兄さん大丈夫?」


「ああ…なんとか…とりあえず詳しい話が聞きたい…俺の部屋に行くぞ」


疲れたように言った獅子のお兄さんにつづいて僕達は二階に繋がる階段を登って行った…






お時間があったら、評価のポイントを振ってくれると嬉しいです…。


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