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自分に正直に  作者: 魚類
8/10

放課後の吹奏楽部

早く書くのができず、更新が3日以上かかってしまいます。すいません。

……放課後、克彦は吹奏楽の部活があるため音楽室にいった。






机の上に荷物を置いて、隣の準備室に克彦は入った。


「ヤポポスゥ〜!」


「………キモス。」


「キモスとはなんぞや!!」

軽快に入ってきた克彦に、後輩である一之瀬がきつい一言を言った。


「だって、ヤポス!って…。」


「ヤポスじゃなくて、ヤ・ポ・ポ・スゥだよ。」


「…………キモス。」


「オイッ!」


その時横からなにかが走ってきて………


「克彦せんぱぃ〜!」


「おっ!来たんね…ラベラビっ!!!!!!!!」


思いっきり飛び蹴りされた。


「なにをするか!」


「お主の悪行。私がすべてせいばいしたるわぁ!!!!」


「なんだとぉ!………我こそ、あの伝説の戦士。…天災!!・アルマジ〜ロだ!!!!!」


「うるさい!!覚悟しろぉ!!!」


「やられるかぁ!!!!!!!!!」


二人は近くにあったぬいぐるみの長い花を手に取った。その長い花を剣のように構え、二人は睨みあっていた。


「いくぞ!アルマジロ!!!」


「来い!奉行擬き!!!」

長い花の刀擬きの刃先をアルマジロに向け、向かって行く奉行擬きの白裡(しらうち)。いざ、決戦!



「はいっはいっ。そこまでにして。楽器出して。」


と、谷羅戸先輩が言った。


「はぃ〜」


二人の後輩と克彦は空気のような返事をした。



吹奏楽部員は全部で34人いる。吹奏楽部は楽器ごとのパートで分けられる。克彦はチューバを吹いていて、パートはユーフォ、チューバ、弦バス(コントラバス)で構成されているバスパートだ。バスパートは全部で4人。先輩1人の後輩2人と克彦。だいたい、バスパートは変わり者が多いのでみんなで集まるとなにかが始まるのだ。




合奏場でみんな集まり、座って出鱈目に思い思い何かを吹いている。そこに勢木口先生が来て、指揮台の近くの椅子に座り指揮棒を手に取った。




「音やめてー。」


指揮棒を振りながら勢木口は言った。


「はぃ、こんにちは。」


「こんにちは!」


構えていた楽器を一斉に下ろしてみんな応えた。


「はぃ、じゃぁロングトーンからいきます。」


ポカッポクポクポク………


勢木口がハーモニーディレクターをいじくり、メトロノームでステレオを通じ四拍子のテンポを刻んだ。


「はぃ、ワン、ツー、スリー…スゥ〜」


ボーーーーーーー。


拍の頭に合わせ八拍ずつベー音階で吹いた。


(つまんないなぁ〜。ロングトーン飽きるなぁ…。)


克彦は寝そうになりながら周りに合わせて吹いていた。



「…………………………寝た?今、吹きながら記憶飛んだ!吹きながら僕寝たぞ!なのに、なのにしっかり吹いてる!すごい僕!」


なぁんて1人心の中で喜びながら吹いていた。






「お疲れさまでしたぁ〜。」


練習が終わり、片付けを終えてみんなで帰りの挨拶をした。




克彦はゆっくりバックを背負いながら、白裡と一之瀬と喋っていた。


「ねぇねぇ。なんだっけ?あのぉ〜そのぉ〜えっとぉ………サラウスイパートストッキングパレード?」


「サウスランパート・ストリート・パレードでしょ!」


白裡に力強く突っ込まれた。


「あぁ〜!それそれ!あの曲面白かったよねぇ。」


「おもしろかった!吹きやすかったし。」


「でも、先輩吹けてなかったじゃん…。」


「うるさすぅ〜!!明日は吹けるし。」


「期待してるよ……。」


「無理っしょ〜。先輩じゃ。」


「任せんしゃい!たぶん吹けるよ………………。よし!帰ろう!」


「帰れ帰れ!!!!!」


「youらも帰るんしょ!」



三人は階段を降り昇降口に行き靴を履いて、校門でまた話していた。




〜話始めて一時間後


「うがッ!もぅ一時間経ってるよ!」


「まじだぁ〜。」


「まぁあんなにしゃべってたし…。」


「もぅ帰ろっか。」


そう切り出したのは克彦だった。


「じゃぁ帰るべ!」


白裡が鈍り混じりで言った。


「うん。じゃぁねぇ。」


「さらばぁ。」



克彦と一之瀬は同じ方向で一緒に帰り、白裡は逆の方に帰っていった。




克彦は一之瀬を家の前まで見送って、そのまま帰った。



〜克彦の今日の晩御飯〜


・白いご飯

・白菜が入ってるお味噌汁

・ツナサラダにかにかま入れたやつ

・お魚焼いたやつ

・りんご

・プリン

・チョコパン




克彦は、今日配られた新譜のサウスランパート・ストリート・パレードを口ずさみながら寝た。

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