1レ 東海道宅配便 前編
ども、海軍士官です。この小説は作者の趣味全開で運転してまいります。なので、こんなのありえねぇ。なんて野暮なことを思ったなら途中下車してくださいね。
それではどうぞ。
品川車両センター。東海道を走行する夜行列車のための車両基地だ。品川駅の東京寄りにあるこの基地は何度も山手線新駅構想で取り壊されそうになった。しかし、今は夜行列車専門の第二種鉄道事業者である日本長距離鉄道株式会社の保有地になっている。残念ながら私はほぼ確実と言われたこの基地の取り壊しが阻止された経緯を詳しくは知らない。
まあ、ここがあるおかげでうちの会社があるのは間違いないが。
この基地所属の列車で私は今日から車掌人生をスタートさせる。でも、この基地の主役である寝台特急にはまだ乗れない。理由は簡単。ランクが足りないから。ランクは三段階あって、上から車掌長、乗客専務車掌、車掌の三段階になっている。一番下の車掌からはじめる新人にはムーンライトシリーズなんて言われている夜行の快速列車か最近、設定されたばかりの現代の荷物列車なんて言われている宅配便専用列車が当てられるようになっている。これらに指導車掌役の車掌長が同乗して指導することで経験を積んでいく。早い人は二年、だいたいの人は四、五年で乗客専務車掌にランクが上がる。
今日の列車は宅配便専用列車だ。点呼を東京駅の東京車掌区で済ませてからJRの電車に便乗して品川駅まで来てから車両まで歩いていく。すでに暗いので足元には気をつけながら進む。
待機線で待つ15両編成の電車に私と指導車掌の豊橋さん、先輩車掌の関さん、運転士の宮原さんが乗り込み、回送で東京駅の10番ホームに入る。列車は積み込みを済ませたあと、11時に東京駅を出て大阪駅に朝の05時半すぎに着くダイヤで運転される。
発車までの間、ホームを見ていると各車両では宅配業者が大阪までの停車駅ごとに分けられたボックスカートを車内に押し込んでいた。
いかがでしたでしょうか。今回の宅配便専用列車は某ネコさんでバイトをしていた経験で思いついたネタです。現実にはコンテナで丸ごとやっているようですが。個人的には荷物客車とか荷物気動車とか荷物電車が好きなので出してみました。なお、さすがに本数を稼ぐのは難しいので祖父が持っていた昔の時刻表に記載されていたほどはたぶん運転されてはいないはず。
まあ、小説だし、どうにでもなるけどな(オイ
あと、さっそくブクマしてくれた方、ありがとうございます。
感想、意見お待ちしておりますよ。面白いネタとかだったら採用しちゃうかも。
それではまた次話でお会いしましょう。




