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だ・れ・だ!!

「お前のこと気に入ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

という声と共に上から降ってきた人を俺は全力で蹴りつけた。


めんどくさい予感しかしなかったし、単純に怖かったからでもある。

相手は空中にいるので回避することはできないだろうということも織り込み済みである。

結果は言うまでもなく見事にクリーンヒットし蹴り飛ばすことに成功した。

しかし、所詮普通の高校生の筋力であったため対して飛ぶことはなく紫音から5、6メートル離れたところに上から降ってきた人はいた。


「いや~初対面の女性をいきなり蹴りつけるのはどうかと思うよ。今回は僕だったからよかったけど。」

何事もなかったかのように上から降ってきた人もとい彼女は立っていた。


「いやいや、いきなり人が降ってきたら蹴り飛ばすしかないだろ。まず、降ってきた人の性別なんて見分けられないし、たとえ女だったとしても、俺は男女平等がモットーだから関係ないから。」

性別云々の前に人と見分けられた自分をほめたたえたいと思う。


「なるほどね、うん。その鬼畜さ、お前のことさらに気に入った!僕がじきじきに君を育ててあげよう。」


なんか話がおかしな方向に進んでる気がする・・・・・・・


「アル、別にいいいよね?」

彼女は一応といった感じで許可を求めた。


ん?アルって誰だ?


「ま、まぁ構わんぞ。」

国王が彼女に答えて許可を出した。

もうどうにでもなれといった顔だ。


・・・・・・・アルって国王のことだったのか・・・・・

ちょっと待て、これはまずい流れだ。

何としても止めて見せる。俺のために!!

「おい、国王!なぜいきなりあらわれたこいつに俺を育てさせる許可なんて与えやがるんだ。俺の計画はどうしてくれるんだ。せっかく俺の体質を利用してほかの勇者クラスメイトに戦わせて後ろで寝ている予定だったのに。ふざけんな。そんな許可など与えるんじゃない。もう一度言うが俺の計画をどうしてくれるんだ!!」

全力で怒鳴った。


「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」

その場の全員が沈黙した。




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