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第35話:帰還

昨日は私にとっても朋美にとっても綾にとってもいい日だったから今日の買い物は3人共かなりご機嫌だった。

ちなみに朋美は夜の10時に帰って来た。

……何してたのよ……。

第一線になると休暇があっても自分のしたい事ができないらしいから今日は今までで最高にはっちゃけよぅって事でかなり騒いだ。

昼ご飯食べるのとか忘れてたし。

ちなみに今はファミレスで晩ご飯。

「明後日から何の授業するんでしょうかぁ??」

「軍の規律とか上下関係とかいろいろあるらしいよ??」

「へぇ〜。相変わらず朋美はよく知ってるね。」

「私達は女性軍に入るんでしょうかぁ??」

「そりぁそうでしょ。」

「実力がずば抜けてたら女性軍とか関係ない将軍になれるらしいけど。」

亮が簡単に出世してるからきっと実力重視なんだろうなぁ。

「どの辺に配置されるんでしょうかぁ??」

「さぁ。まだそこまでは分かってないはず。」

「お2人さんは彼氏と離れる心配しないといけないから大変だねぇ。」

皮肉ってみました。

「優華だって漣くんいるじゃない。」

「亮はそんなんじゃない……はず。」

「でも、昨日ずっと電話してたみたいじゃないですかぁ。」

「……暇だったんだもん。朋美みたいに夜までいちゃいちゃする相手いないからねぇ。」

「別にいちゃいちゃしてません!!」

「じゃぁ昨日夜遅くまで何してたんですかぁ??」

「そ、それは………。」

「そんなん決まってるじゃんか。」

「やっぱりホテルですかぁ。」

「そうそう。お淫らしてたの。」

「う、うるさいなぁ。別にいいでしょ。」

ついに開き直っちゃいました。

「朋美もやる事やってるんだね。」

「そんなんだったら綾もでしょ??」

「………いきなり私に振らないで下さいよぉ。」

「綾もお淫らしてたの!?」

「え……まぁ。はぃ。」

綾は照れながら言う。

何よぉ。2人ともそんな事してるの??

こうなりゃ亮に告っちゃおっかな。

まぁ、さすがの2人もそのデート以来デートっぽいのはしないで1週間を過ごした。

1日1日でどんどん緊張感が高まっていく。

明日はまず本部に集まってそれから軍分けするらしいです。

ヤだなぁ。

訓練所で過ごす最後の夜に元西院のみんなでお別れ会みたいなのをした。

みんなでお菓子食べて、騒いで、これで最後だからなぁ。

突然電話が鳴った。

「はい??」

1番近くにいた上坂が出る。

騒ぎ過ぎって電話かな??

「ちょっと聞いてくれ!!」

受話器を置いて上坂が叫ぶ。

真剣な顔をしているからみんな黙った。

「今からここに軍のお偉いさんが来るらしい。」

「今から??もうこの施設にいるのかよ??」

これは安永のセリフ。

「あぁ。今、向かったって。」

………………。

………………。

………………。

沈黙が流れる。

その瞬間ドアが勢いよく開いた。

黒いコートを着た男が立っていた。

静寂を破ったのはその男だった。

「イギリス軍本隊大将軍護衛隊長の漣亮だ。」

なんと亮でした。

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