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第34話:電話

今日から待ちに待った3日間の休暇です!!!

1日目の今日は朋美も綾もデートって言ってたから部屋でゆっくりしよっかなぁって思ってます。

明日は3人でお買い物って予定。

明後日は何も決まって無いけど……。

朝早くに朋美と綾を送り出したらかなり暇になった。

いいなぁ〜。デート。

ちなみに相手は上坂と安永。

いつのまにか綾と上坂がそういう関係になってました。

こういう時に亮がいたらなぁ……。

って思ったら悲しくなるから思考停止。

恋する乙女はツラいですねぇ。

この気持ちは男性にはわかんないですね。

そう言えば成績のいい人は来週から訓練を終わって、第一線に出るらしい。

私もそう言われた。

正直に言うとヤだ。

どうせなら私もお父さんやお母さんみたいに新兵器の開発って方面に行ったらよかったかなぁ??

そんな事を考えてたら部屋の電話がなったん。

施設内の番号じゃない……。

「はい、もしもし。イギリス軍訓練所の302号室ですが??」

何気に緊張した。

「優華??私よ、朋美。」

「朋美??」

「そ、公衆電話からかけてて。」

「どうしたの??」

「拓也と晩ご飯食べて帰るから綾と先に食べてて。」

「……相変わらずラブラブですねぇ。」

もちろん皮肉。

「はいはい。ラブラブですよぉ☆☆」

なんかスッゴい腹立つなぁ。

今からふて寝しよっかな??

そう思ったらまた電話が鳴った。

また朋美??それとも綾が同じ内容で電話かな??

「はい、もしもし!!」

自然となんか怒った感じになった。

「もしもし。優華??何怒ってるんだよ??」

「へ??亮??」

なんと亮だった。

優華ちゃんビックリ。

「何怒ってるんだよ??欲求不満か??」

「う、うるさいなぁ。こっちにも事情があるのです。ってか最近どうなのよ??」

ちょっと無理矢理話題を変えてみた。

「絶好調かな??3日で部隊長になったし。」

「部隊長??3日で??」

どうやら『黒き征裁』は健在らしいです。

「初陣で相手の大将の首とってさ、以外と簡単。」

「普通は簡単じゃないの。」

「優華はどうなんだよ??」

「私??私は後1週間ぐらいで第一線に出るらしいよ。」

「1週間か……。ギリギリかな??」

「??何が??」

「他の奴らは??」

質問無視。

「みんな同じ様なものだよ。1週間後が最速。」

「そっか……。で、今何してるんだよ??」

「朋美と綾は上坂と安永とデートで、私は自分の部屋で留守番。」

「留守番かよ。暇人だなぁ。」

「うるさいっ!!寂しいんだから帰って来るまで付き合ってよ。」

「はいはい。わかったよ。」

それから綾が帰って来た6時半までずっと電話してた。

「優華もデートでしたかぁ。」

って突っ込まれた。

今日はとてもいい日でした。

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