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第26話:修学旅行4

獣の叫び声や霊力に反応して拓也達4人が戻って来たときにはもう全て片付けた後だった。

「な、何だコイツ??」

「霊獣だよ。かなり強かったんだから。」

「霊力持ってるのか??」

「どっかの国の研究段階の生物兵器だ。」

順や拓也の疑問に俺と優華が答える。

「どうしてかわからないけど、かなり弱ってた。」

「他にもこんなのいるのかなぁ??」

「うぅ。嫌ですぅ。」

「他にはいないはずだ。」

「何で??」

「たぶん、生き残りなんだよ。」

「前は他にもいたって事か??」

「あぁ。何匹かこの島に放してどれが1番強いか試したんだろ。」

俺は昔に聞いた話を完璧に思い出していた。

あの時は、こんなのと関わるとは思ってはいなかったけど。

「普通こう言うトラブルは最終日に起きるもんなんだけどなぁ。」

俺はこう言ったが次の日…つまり修学旅行最終日は全く何もなかった。

平和すぎた。

「やっと終わるんだね〜。」

「早く帰ってお風呂入りたいなぁ。」

「魚はもぅ食べたくありませんよぉ。」

女性陣。

「俺も魚は嫌だな。」

「俺はベットで寝たい。」

拓也と順。

「あと1日ぐらい長くてもよかったなぁ。」

全員に睨まれた。

冗談に決まってるだろ。

毎晩、毎晩、隣で寝てる優華の寝息が気になって寝不足なんだよ。

………これも冗談。




「あれ??まだ船来てないな。」

海岸に付いた俺達だったけど船はまだ来てなかった。

「おかしいな。もう来てる頃だと思ったんだけど。」

「ここであってるんですかぁ??」

「あってるわよ。」

こっちは早く帰りたくてウズウズしてるのに。

「ねぇ、亮??」

「ん??」

「あれ、船じゃない??」

優華が指を示した方を見ると確に船があった。

「やっとかよぉ。」

「おそいですぅ。」

「行きの船とは違うな。」

なんか、不吉な予感がする。

「拓也、双眼鏡持ってただろ??」

「あぁ。どうかしたのか??」

「あの船が掲げてる旗を見てくれ。」

拓也は首をかしげながらも双眼鏡を取り出す。

優華は何か言おうとしたが言わなかった。

たぶん俺が真剣な顔をしていたからだろう。

「こっちに向かって来てるから大丈夫だって。」

と順は言ったが……。

「バラが3つ付いた盾が書いてあるぞ。」

拓也が双眼鏡を覗きながら言う。

バラが3つ……盾……。

「古代3国同盟だ!!!」

「は??」

俺以外の5人は意味が分かってない。

「ディルファリアが負けたのか??」


この度は『黒き征裁』を読んで下さり誠にありがとうございます。

第26話を持ちまして第一部が完結いたしました。

第一部が完結いたしましたので記念に番外編を短編で書こうと思っています。

読者のみなさまにもより楽しんでいただくために、番外編のテーマを募集したいと思います。

もしよければ評価の所にリクエストして下さい。

読者のみなさまの意見を参考にさせていただきます。

どうぞ気軽にリクエストして下さい。

最後になりましたが、これからも『黒き征裁』を続けていくつもりですので、今後ともご支持の方をよろしくお願いします。

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