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第24話:修学旅行2

修学旅行2日目の朝は、昨日の残りでなんとか食べた。

「昼からは何するんだよ??」

「食料調達しないといけないからな。」

「食料調達って何を採りにどこに行くの??」

30分ぐらいの協議で女子は肉は嫌だと言う意見が一致していた。

「いろいろ汚そう。」

が理由らしい。

さらに30分ぐらい協議して、3つのグループに分かれる事になった。

拓也、朋美チームは待機と寝床の見張り。

順、綾チームは海に出て魚を採ってくる。

そして、俺と優華は森の中歩きまわって食べれる植物を採ってくるらしい。

昼ご飯は余った米で作ったおにぎり。

暗くなる前に帰ってくることが決定事項だった。




「私も待機がよかったぁ。」

「文句言うなよ。ジャンケン負けた優華が悪いだろ。」

「って言うかこんなの食べれるの??」

籠に入っている植物を取って優華が言う。

「それは食べるんじゃなくて、傷薬みたいなんになるんだよ。」

「ふ〜ん。ますます過去が知りたくなって来た。」

絶対教えません。

そろそろ諦めろよ。

「でも亮は昔、遊んでたんだよねぇ。」

「遊んでないって。」

「彼女いたって言ったじゃん。」

「それのどこが遊んでるんだよ??」

「不純異性交友だ。」

………何を考えてるんだろうな……この馬鹿は。

「じゃぁ、拓也と朋美ちゃんは不純異性交友だろ。」

「あれは、恋愛です。」

どう違うって言うんだよ。

「亮はほんとにその彼女の事好きだったの??」

「………好きだったから付き合ってたんだろ。」

「今は??」

「………今は…別に。」

「何よ??その間。」

なんでこの前から2人になるとこんな話になるかな??

「そう言えば何でお前は好きな人ができないんだよ??」

「ん〜。理想が高いのかな??」

「どんなのが理想なんだよ??」

「安心して私の事を預けられる人かな。」

「それだけ??」

「そぉ。それ以外は格好よくなくても、別に優しくなくてもいい……くはないかもしれないけど。」

「なんだよそれ。」

「とにかく好きな人ができなかったんですッ!!!」

やっぱり女の子はよくわからない。

何を考えてるんだか全く予想もつかねぇよ。

「はい。もぉこの話終わり!!!なんか気まずいじゃんか!!!」

自分から始めたんだろ。

「ってかそろそろ帰らないと暗くなっちまうな。」

「ほんと!?じゃぁ早く帰んないと。」

そう言って優華は先に歩き出す。

「おい、優華!!!」

「はい??」

「帰り道分かるのか??」

「…………。」




順と綾はきちんと自分達の仕事をしたらしい。

かなり魚があった。

「今日食べる分だけでよかったのよ??」

料理した朋美が言う。

「なんでだよ??」

「こんなもん1日たったら腐るぞ。」

「あ………。」

「だから言ったんですぅ。」

綾もいろいろ苦労したっぽいな。

「私、明日は待機がいい!!!」

「私もですぅ。」

「じゃぁ、俺達は明日、山菜採りにするか??」

「うん。そうする。」

その後どっちが休むかで一悶着あった。


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