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第1話:転校生

西院学園……今日、俺が転校する学校の名前だ。

ちなみに今日の朝は俺の17年の人生な中でたぶん4番目ぐらいに悪かった。

昨日、夜遅くまで引っ越しして来たばっかのアパートにあった荷物の整理をしていたせいだ。

転校ギリギリに引っ越しするもんじゃないって事が今日わかった。

今さら言っても仕方ない事を頭の中で思いながら俺は歩いていた。

学校まで片道15分、ちなみに今は8時15分、まぁ走ったところで間に合う訳じゃない。

転校初日に遅刻と言う漫画の世界の出来事の様なイベントを成し遂げた俺の名前は……、それはまぁもう少し後からにしよう。


結局、学校に着いたのは8時30分だった。

けっこうはや歩きしたんだけどな……。

職員室で生活指導の教員とたまたま授業のなかった学年主任に怒られた後、俺は教室に向かった。

後ろのドアから入ると…まぁお決まりのパターンだ。

ちょうど担任の授業だった様で今から朝学活にやるはずだった俺の自己紹介をする事になった。

「今日、転校して来た漣亮(さざなみりょう)です。え〜と、まぁよろしく。」

いたって普通、常識的かつ善良な挨拶だ。

好友的な視線とそうじゃない視線とがいりまじった視線が俺に向けられる。

「じゃぁ漣くんはあそこの席に座ってくれる??」

と右から2番目の後ろの席を指示す。

普通は転校生と初めて隣に座った可愛い女の子が恋に落ちるって言うお決まりなストーリーがあるはずなんだけど、残念な事に両隣共に男だったのでそのストーリーはカットだからよろしく。

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