第18話:海水浴
ちなみに俺達が着いたビーチは世界でも1、2を争う所らしい。
まぁ海水浴なんかできる所が少ないんだけど。
でも、まぁかなり綺麗だった。
「お前、もう補習行かなくて大丈夫なのか??」
「なんとか普通の授業受けれるってよ。」
ちなみに女子3人と順は遊びに行った。
「本当は序列何位ぐらいなんだろうな??」
「32位だ。」
「かなり運がよかっただけだろ??」
まぁその通りと言えばその通りなんだけどな。
今じゃ32位より上な自信はある。
「疲れたぁ〜。」
とビーチバレーをしていた4人が帰ってきた。
「ねぇ。亮。」
「何だよ??」
「かき氷食べたい♪♪」
「…………。後で払ってやるよ。」
何気なく言ってみたんだが優華は怒りだした。
「女の子1人で行かせる気なのかぁ!?」
「……一緒についてきて欲しいのか??」
皮肉だったんだけどな……。
「うん♪♪」
そんな嬉しそうな顔されちゃ断れね〜よ。
って事で2人で浜辺を歩き出した。
ちなみに優華の水着はシンプルなビキニ。
白だった。
「何見てるのよ!?」
「いや、別に見てね〜じゃん。」
「うわぁ。えろっちぃなぁ。」
……男なら誰でもお前の水着姿見たら同じ事想像するだろ。
「亮ってさ、西院に来る前は学校行ってなかったんでしょ??」
「あぁ。」
「何してたの??」
それはちょっと触れて欲しくないなぁ。
多少知られたらマズいかもしらねぇ。
「ちょっと……ね。」
「言えない過去ってやつ??」
「そうそう。謎の転校生だろ。」
「何よ気取っちゃって。」
そんなすぐにすねるなよ。
なんか気まずいだろ。
「じゃぁさ、何してたか知れないけど、彼女とかいたの??」
………何を聞いて来るんだよ、このジョシコウセイは。
「そりぁ、それなりにいたけど??」
「遊んでたんだ。」
「何でそうなるんだよ??」
つ〜か何でテンション下がってるんだよ??
「優華はどうなんだよ??」
「私はぁ、今も今までもずっと付き合った事ありません。」
「嘘だろ。お前で付き合えなかったら誰も…。」
「好きな人がいなかったんだもん。私はすっごく好きになった人としか付き合わないの。」
「べ〜」
と舌を出して俺の前を歩き出す。
女の子ってのはつくづく謎だよな。
ちなみに何故か朋美と綾の分も買わされて俺達は戻った。
それからは優華もいつも通りのテンションで過ごしていた。
何だったんだろな………さっきの会話は。