傷跡と道
POV:フード付きの少女
丘は村の全景を提供していた。
あるいは、その残骸を。
煙がまだ立ち上っていた。家があった場所にクレーター。生存者たちによって回収されている遺体。
完全な破壊。
岩に座った。観察していた。
特に何も感じなかった。ただ軽い好奇心だけ。
「誰かがやりすぎたな」隣の声がコメントした。
老人は木にもたれていた。フードが目を覆っている。リラックスした姿勢。
イライラする。
「誰であろうと、手加減しなかった」私は言った。「村の半分が消し飛んだ」
「ふむ」彼はフードの下で顎を掻いた。「強い戦士だ。とても強い。こんな風に悪魔を殺せるのは誰でもできることじゃない」
「遅すぎた」
「ちょうどいい時に着いた」彼は訂正した。「もっと早く着いていたら、悪魔と強力な戦士と複雑な政治状況に対処しなければならなかっただろう」
肩をすくめた。
彼は正しかった。しかしまだイライラした。
下の生存者たちを観察した。奇妙な行動をしていた。
嘆いていない。ちゃんと泣いていない。
しかし叫んでいる。森が始まる場所を指差して。
「生存者たちは...怒っているようだ」コメントした。
「信者だ」老人が言った。嫌悪の口調で。「動き方を見ろ。話し方を。純粋な狂信者だ」
彼は正しかった。ここからでもわかった。
身振りの仕方。群がる様子。
暴君の死に安堵した人々ではなかった。
崇拝の対象を失った教団員たちだった。
「狂人たち」つぶやいた。
「最悪のタイプだ。おそらく悪魔を殺した者を責めるだろう。復讐を試みるかもしれない」
「哀れだ」
「しかし危険だ。絶望的な狂信者は予測不可能だ」
もう少し観察し続けた。
そして感じた。
「あなたも感じたでしょう?」尋ねた。「さっき。悪魔の力を」
「ああ。強い。粗野。不安定だ」彼は首を傾げた。「お前のとは違うが、似た共鳴がある」
「私のより大きい」
老人が私を見た。あるいは見ようとした、フードが邪魔していたが。
「嫉妬か?」
「好奇心だ」
「ふむ」
しばらく沈黙が続いた。
そして彼が話した、より真剣な口調で:
「おそらくキツミのもう一つの実験だ。お前と同じように」
胃が締め付けられた。
「老人」
「ん?」
「二度とそれを私の前で話すな」
私の声は冷たく出た。死んだように。
彼は手を上げた。なだめるジェスチャー。
「すまん、すまん。悪かった、リエンヌ」
リエンヌ。
私の名前が今、彼から聞くと奇妙に聞こえた。重みがあった。
不快な沈黙が訪れた。
そして彼はため息をついた。フードを後ろに引いた。
エルフの顔を明らかにした。青白い肌。尖った耳。疲れているが優しい紫の目。
緩く結ばれた白髪。
「傷つけるつもりはなかったとわかっているだろう」
「わかっている、プリジオン」
そしてわかっていた。プリジオンは時々馬鹿だった。しかし決して悪意はなかった。
彼は私を救ってくれた。受け入れてくれた。教えてくれた。
リリオラのエルフであるにもかかわらず。私が...私であるにもかかわらず。
「でも思い出したくない」
「わかった」彼はフードを戻した。「もう言及しない」
「ありがとう」
立ち上がった。スパイ用の服の埃を払った。
黒い。体にフィット。実用的。
目立たない。
「リリオラに戻る?」
「まだだ」プリジオンが姿勢を正した。「接近してくる気配を感じる。速い。とても速い」
振り向いた。集中した。
彼は正しかった。
二つの気配。強い。強力。キツミの首都の方向から来ている。
「九尾だ」つぶやいた。
「二人だ」プリジオンはすでに動いていた。「おそらく破壊と死んだ悪魔を調査している。検知される前に出よう」
動き始めた。静かに。速く。
森を抜けて。村から離れて。
気配は接近し続けた。しかし追ってこなかった。
破壊された村に集中していた。
20分後、止まった。
前方に山。高い。岩だらけ。
「上を越える」プリジオンが言った。「リリオラの国境への最速ルートだ」
うなずいた。
登り始めた。
山は急だった。緩い石。冷たい風。
しかし難しくはなかった。私たちにとっては。
頂上で、止まった。
振り返った。キツミの領土が広がっている。
少女がどこかにいた。
私より大きな悪魔の力を持つ者が。
誰だ?
どこへ行った?
何になるのだろう?
「リエンヌ」プリジオンが呼んだ。「行こう。これ以上時間を無駄にできない」
「今行く」
しかしもう少し見続けた。
あの共鳴が記憶にこだまするのを感じながら。
馴染みがある。奇妙。強力。
*あなたは誰?*
そして振り向いた。
プリジオンについて山を下った。
リリオラへ戻る。
故郷へ戻る。
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**POV:セキレ**
目覚めた。
どれくらい時間が経ったかわからない。数時間?数日?
関係なかった。
すべてが空虚だった。
周りを見回した。森。夜。小さな焚き火。
そして男。
乱れた黒髪。赤いマフラー。横に剣。
彼は何かを食べていた。音を立てて噛んでいた。
私が目覚めたことに気づいた。
「おお!やっと起きたか。ミイラになるんじゃないかと思ってたぜ」
彼を見た。
それから自分自身を。
清潔な服。まあ、より清潔。包帯を巻かれた傷。
彼は私の世話をした。
なぜ?
「私を殺すの?」
言葉が自動的に出た。感情なしに。
彼は噛むのを止めた。私を見た。
「は?何言ってんだお前」
「それとも体に何かする。売る。使う」
彼は食べ物を吐き出した。
「あああ?!何だそれ、ガキ!どんな病んだ考え方だよ?!」
空虚さにもかかわらず、何か小さなものが点滅した。驚きかもしれない。
彼は本当に...怒っているようだった?
「いいか、クソガキ。俺はお前を助けたんだぞ。あのクソ悪魔を殺して、あの狂信者どもがお前をミンチにする前に拾って、お前を抱えて馬鹿みたいに走ったんだ」
もっと食べ物を取った。口に突っ込んだ。
"Nenhum interesse NENHUM em fazer merda nenhuma contigo. Entendeu?" (お前に対して何かするつもりは全くない。わかったか?)
「なぜ?」
「なぜって何が?」
「なぜ助けた?」
彼は止まった。考えた。
「まあ...クソ、知らねえよ。本能か?血まみれのガキを狂人の村に放置するのはいい考えじゃないと思ってな」
もっと噛んだ。
「それに...知らねえけど。お前が誰かを思い出させた」
「誰を?」
「俺だ」肩をすくめた。「ガキの頃。一人。終わってた。死んだ目」
火を見た。
「だから思ったんだ、くそったれ、たまには何かまともなことしてやるかってな。文句あるか」
沈黙が続いた。
彼は嘘をついているようには見えなかった。
話し方。カジュアル。直接的。飾りなし。
パパを思い出させた。
胸が締め付けられた。
「何があった?」彼が尋ねた。「あの村。悪魔。話せ」
躊躇した。
しかし彼の存在には何かが...安全?いや。しかし正直だった。
だから話した。
全部ではない。カンビオンであることは省いた。
しかしヴォーカンについて話した。犠牲。パパ。ジュレン。
彼は聞いていた。食べながら。時々音を立てて。
終わったとき、彼はげっぷをした。
「クソみたいな話だな」
間。
「終わった王国。終わった村。終わった悪魔」
もっと食べ物を取った。
「で、これから?何する?森の幽霊になるか?」
火を見た。
わからなかった。
「わからない」
「ふむ」
彼は包みを私に投げた。
本能的に受け取った。
「食え。不味いけど腹は膨れる」
開けた。硬いパン。干し肉。
食べ物を見た。それから彼を。
彼は自分のを食べていた。気にせずに。
罠ではなかった。
ただ...食べ物。
噛んだ。
本当に不味かった。硬い。味がない。
しかし食べ物だった。
そして空腹だと気づいた。
もっと食べた。
「たとえ自由でも」私は始めた、声はまだ空虚だがそれほどではなく、"Kitsumi é uma merda. Não tem futuro pra mim." (キツミはクソだ。私に未来はない)
フェイタンが頭を掻いた。
「じゃあ残るな」
彼を見た。
「俺と一緒にアクソランドに来い。姫を知ってる。借りがある。お前の居場所を作れる」
彼は嫌そうな顔をした。
「アバイシス家はうるさいクソどもだ。優しすぎる。でもお前を傷つけはしない」
アクソランド。
違う王国。
新しいスタート。
火を見た。
*Vive. Por nós.* (生きて。私たちのために)
ジュレンの声がこだました。
そして目覚めて以来初めて、空虚以外の何かを感じた。
希望ではない。まだではない。
しかし...可能性?
「わかった」
フェイタンがうなずいた。
「よし。明日の朝早く出る。三日の旅だ」
彼は立ち上がった。伸びをした。
「寝ろ。生ける屍みたいだ」
火の近くに横になった。
炎を見た。
オレンジ。踊っている。生きている。
私が感じているすべてとは違う。
しかしもしかしたら...
もしかしたらいつか私もまた、そんな風に感じられるかもしれない。
生きていると。
目を閉じた。
今回、空虚は少し圧迫感が少なかった。
ほんの少し。
しかし何かだった。




