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新しい日4

二人の間で交わす会話からにじみ出る、互いの温度差。

あの時と同じ兆しを感じ、これから起こるであろうことを思って、私の胸は高鳴った。


並んで歩くあの人の表情は、暗く沈んで見えた。そう、あの時と同じ。


二人は、人通りの多い通りから、徐々にそれて行き、やがて猫が通るようなビルの隙間の道を進んだ。

私は、期待をしながら、少し遅れて二人を追った。


街灯から遠く離れ、明かりのついた窓からも隠されたような、ビルの谷間のぽっかりとした空間にたどり着く。


そこで、女が首を絞められていた。


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