表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/19

新しい日

翌日のニュースのどこにも昨日のことは見当たらなかった。

私は自分の手際のよさに満足した。

心残りは、私のこの頑張りを、あの人に伝えることができないことだ。

公園から立ち去ったあの人にはまだ出会えていない。

おそらく、あの人は眠れぬ夜を過ごしたに違いなく、できることならば、あの人の不安をすぐにでも解いてあげたい。

それができないことが辛かった。

私は、愛するあの人を陰ながら支えることしかできない。

そう、昨夜心に誓ったのだ。あの人を脅かす全てのことから、あの人を守り通すと。

私は、自らの立場を厳格に守り続ける。

遠くから、あの人の姿を見つめるだけ。


その日の仕事終わり、そう金曜日のあの人の行動パターンを予測し、書店脇のカフェから窓の外を眺めていると、あの人を見つけた。


横には、見たことがない女がいた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ