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そこは、この世のどこにもない場所。
何の光も見えない漆黒の空の下、音もなく河が流れていた。
その河は鮮やかな緑色の光を自ら放ち、辺りをほんのりと照らしている。
河に流れているものは、どう見ても水ではない。
色のついた煙か湯気のようなものが、風に流されるように緩やかな速度で流れていく。
音もなく、温度もない。
迎える人もなければ、見送る人もない。
ただただ河は、流れ行く。
その河縁、漆黒の岸辺に淡い光を放った玉が流れ着いた。
そこは、この世のどこにもない場所。
何の光も見えない漆黒の空の下、音もなく河が流れていた。
その河は鮮やかな緑色の光を自ら放ち、辺りをほんのりと照らしている。
河に流れているものは、どう見ても水ではない。
色のついた煙か湯気のようなものが、風に流されるように緩やかな速度で流れていく。
音もなく、温度もない。
迎える人もなければ、見送る人もない。
ただただ河は、流れ行く。
その河縁、漆黒の岸辺に淡い光を放った玉が流れ着いた。
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