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011

X月X日


今日はテオドールと2泊3日キャンプで洞窟に来ている。

カイからヒナが少しホームシックになっていると聞いたから何か作ってあげようと思ったんだ。

洞窟ならいろんな物が採掘できて鑑定のしがいもありそうだしね!

・・・奥にはかなり魔素が溜まってきているようだから、洞窟というより「ほぼダンジョン」じゃないかな。


入口付近は普通の鉱石や小動物しか見当たらないので比較的安全だけれど、

奥に行けば行くほど魔素が濃くなっていて、多くの魔素を吸収した鉱石は魔石に変質するとのこと。

同様に、強い魔素の影響で変質してしまった獣のことを魔獣と呼ぶそうだ。少しづつ増えているらしい。

なんか科学館で見た「環境変化と生物の進化」を思い出すなぁ。環境に対応するために進化したんだよね?



今日はキャンプ初日だから洞窟近くにテントを張って素材集めをした。

森の空気が美味しくて思いっきり深呼吸。なんか身体の奥まで浄化される気分~

地球では見たことないような植物や鉱石、動物や小鳥。新しい発見がいっぱいでとっっても楽しい!

狩りはテオドールに任せて自分はひたすら採取&採掘。身体強化魔法でえっさっさ~。

そんなに沢山採って持って帰れるのかって?


ふっふっふーー!!聞いて驚け見て驚け!ジャジャジャジャーン♪

マジックバック~!!!俺が作ったのだ。すっごいだろう?



収納空間・・・ということは空間魔法。

だがこの世界では空間魔法は未知のものだった。今まで存在しなかったのか、はたまた誰かが知っていても秘密にしてた可能性だってある。テオドールも初めて聞いたと言っていた。

そこでどうしたか?


連想ゲームだ。

時空→時間→太陽→光魔法? 空間→空気→風→風魔法? 収納→暗い→闇魔法? 異空間→素粒子?→電気とか?→雷魔法?


そんなかんじでいろいろやってたら空間魔法が出来てしまった。

偶然の賜物だけど、もしかして俺ってチートじゃない?自分がこわい。

だがしかし。調子に乗ったら痛い目を見そうなので油断はしない。


そんな未知の魔法を作ってしまったことがバレたら間違いなく王城行きだ。

見た目はリュック、中身は異次元! 

俺のマジックバック1号はまだしばらくの間は秘密にしておく。

いつも読んでくださり有難うございます!

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