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暮れてもこの道

作者: 檸檬

【短歌十首】



暮れかかる野道にほんのり

揺れ咲く待宵草まちよいくさの黄色がともる



枝葉ら

目の高さに伸び茂り

遠くまで小窓からの眺めかな



そよぐ風に波うつみどりの水そうの中を

泳いでゆくあなたと



チガヤの綿毛、

シロツメクサ達の白い羽毛が心を撫でる



深みどりに灯る街灯

そらはまだ青白く明るい優しいビー玉



明日会えなくなるかもしれないきみに

伝えたい言葉さがすだけ



誰かの天国が誰かの天国と限らず

地獄かもしれない



水晶玉から見た逆さに写る世界

見えない根っこ浮かばせる



自分だけが知っている自分

だから悔いなく納得させるこの道だ



聞こえずとも

草花は実は叫んでいると

チコちゃんは知っていたよ












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― 新着の感想 ―
[良い点] 最後の1行♡ [一言] 昨年の公式俳句・短歌企画以降、こういう形式での投稿が増えたかなぁなんて思っています。 ここで言うのはどうかと思うのですが、上記企画は「その他」ジャンルではなくて「…
2024/05/26 19:41 退会済み
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