転生童貞が許されるのは小学生までだよねー。
ねぇ、私の天使になってくれる?
いいよ。それが君の居場所になるならば。
じゃあまたね。私の天使さん。
そして、赤石通は、屋上から飛び降りた。
その後にいじめの問題や、屋上の扉をしっかり閉めていなかった事から学校にさかなりの批判が殺到したがそれは別の話になる。
『起きて。起きて!』とどこからか自分を起こす
声が聞こえてきた。
あれ?自分は助かってしまうのか?
それは不味い。あの子の天使になることが出来なくなる。
しかし、その声はとてもかわいらしく自分を心配するような声で自分を起こしていた。
まだ赤石通はまだまだ寝ていたかったがあまりにも起こそする声が必死なのでしょうがなく起きることにした。
ゆっくり瞼を開けていくとそこには自分の体を泣きそうな顔で揺っている少女の顔があった。
髪は真っ白であり、肌や着ている服も白いワンピースのよう物を着ている為に全体的に白くなっている。しかもこの場所も真っ白であり、物ひとつなかった。
赤石は彼女の事を何となく天使だと思った。
すると、赤石が目を覚ました事に気がついた少女は思いっきり赤石の腹に飛び乗ったきた。
『ぐぶ。』と赤石は短めのうめき声をあげたが
『良かった!良かった!!転生させるの失敗したかと思ってたよ!』
と腹の上で歓喜の様子を全身で表している。
かわいいけど腹の上はやめてほしい。
ワンピースが少女が激しい動きをする為にかなり際どい所までめくれてしまっている。
そんな光景にドキドキしながら少女のある言葉に違和感を覚えた。
『転生ってなに?』
と正直が先ほど言っていた転生とゆう言葉。
その事を聴いてみるといきなり立ちあがり
『えー!?転生しらないの!?』
とわざとらしいびっくりし始めた。
『え?そんなに当たり前の事なの?』
『今は小学生だって転生する時代だよ。転生童貞は小学生までだよねー。って言葉知らない?』
と少女は赤石を見てくるが
『すまないまったく分からないな。』
いくら言われても掠りとも記憶に一致するものがない。
そんな様子を見て天使はウーンと言って考えて
『まぁ転生が当たり前じゃない世界からきたのかもね。まぁそこはもうどうでもいいや。』
『説明面倒くさいから端的に言うけどまぁあなたは死んでこっちの世界にお引っ越しになるわけ』
と少女はどこか眼鏡をとり出し自分につけ始めた。
『どうして眼鏡を?』
『賢く見えるじゃないですかー。眼鏡をあった方が』
と眼鏡をくいっとあげる仕草をする。
『うわっ。頭悪そう。』
『はい!アウト!あーあ知らないだー。運命の女神を怒らせたらどうなるのか。』
と言って何かごそごそとワンピースの中に手を突っ込んで何かを探し始めた。
ちょっと子供に言いすぎただろうかと若干の罪悪感を覚えたが運命の女神を名乗る少女がさらっととんでもないことを言っている事に気がついた。
いや、運命の女神も信じてないけどね。(笑)
『俺がしんだー?なんでよ。』
『あ、それは言えないね』
『いや、何で言えないだよ。しっているなら教えてもいいだろ。』
『言えないものは言えないの。はい、この話題お仕舞い。はい、これ回して。』
と何故か今の状況を詳しく教えてたがらない女神と名乗る少女に若干イラつきながら少女の手をみる。
そこには小さなガチャガチャのような物があった。
これを回してくれと言うことか?そもそもこれはなんだ?
『いや、なにそれ。』
『異能力スキルガチャバージョンアンダー。』
と少女は早くガチャを回せと赤石の押し付けてくる。
『いやいや名前だけじゃなくてさ、どうゆうものなのか?それを教えてよ』
と言ってガチャを少女に押し返す。
『ガチャの中身は教えれません!』
と女神も負けじと赤石を押してくる。
てか、力強!割りと押し負けてるだけど。
『わかった。わかった!これ以上押すな!』
と少女に負ける悔しいさと不気味な物を押し付けらてしった恐怖が赤石の判断を鈍らせた。
『じゃあ回すからな。』
と疲れた様子でガチャを回していく。
しばらく回すとガコンと音がして、中から小さなカプセルが出てくる。
本当に小さな玉だったので顔をちかずけて見ると
『劣化スキル』と小さく書かれていた。
それを見て女神は
『あ。ヤバいの引いたね。』
と拍手をしはじめる。