表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/40

責任者と話し1

以前読んでたラノベの話し。


ひきにぱー。ヒキニパー?分かる人います?

ラリってやがるよヒデオくん。

ドリルと爆発大好き博士とか、勇者の姉の初戦がラスボス級で魔人と戦うのがトラウマになってたりするんですよ。ラスボス級がゴロゴロいると思って。


おり、益荒、レイ、ミス物は読んだんですけど新作のやつは読んでないんですよ。無料で見れる立場が懐かしい。

ゼンラーはお婿に行けなくなってしまった。ウニ。


運び屋のファンタジーも読んでましたね。女には無理だと言われながら、竜の卵を運んでたと思います。こっちは殆ど覚えてません。

「銀鱗!」


 俺の名前を呼びながら緋桐が抱きついてくる。


「良かった!思い出せてよかった!」

「うん」


 緋桐は嬉しくて声が高くなっているが、俺の心境はちょっと微妙である。

 名前思い出せたのは嬉しいけど、嬉しいけどさ・・・、自分の名前思い出すのにキスが必要って・・・。ロマンチストなのか俺は・・・。しかも条件がそれだけって・・・。


以前の俺なら一生思い出せなさそうなことを条件にしたのか


 そして・・・


「あーっと、ちょっと聞け緋桐」

「何銀鱗?」


 嬉しそうにしながら小首を傾げていて可愛いが言わなくてはならない。


「周り見てる」

「あっ」


 緋桐の顔が一気に真っ赤になった。ちょっとプルプル震えて。


「ワァーーーーーーーーーーーーーーー!?」


 緋桐の反応がどうなったかは少し省くが、周りの冒険者達の表情は多分なんとも言えない感じで、白咲さん達や再会した他のクラスメイト達も似たような感じだったと言っておこう。


 というよりも・・・、


 すいません見ないでください。俺も気を抜くと真っ赤になりそうです。人のこと細かく見てる余裕なんてないです。


ーーーーーー


 あの後、他のクラスメイト達と話そうと思ったが、ここの責任者である男から話したいことがあると言われて、クラスメイト達と共に建物の中に招かれた。

 まぁ、この人のお陰で『マッドドック』さんとやらを連行してくれた上に、立場のある人らしいから放置するのは流石にちょっと、とは思っていた。

 それに冒険者の人達に囲まれた状態から抜け出せて良かったと思う。この話が終わったらクラスメイト達と話そう。


 木製の建物に入ってから男が振り返った。

 内装は非常に簡素で二階はないが、イスやテーブルの配置は冒険者ギルドとさして変わらない。

 先頭にいるのは俺だ。

 何故だか俺が代表者という空気になっているので、俺が話すことになる。と言うよりも、俺と話したいと言われたのでこうなっているのである。厳粛な雰囲気でちょっと億劫になります。

 

「先程は助かりました、ありがとうございます」

「いや、報せがあって来たんだがさっさと止めるべきだった。嬢さん達、遅れて悪かった」


 俺が頭を下げてお礼を言うと、男も俺達全員を見てから頭を下げた。

 この人は獅子のような印象があるが、落ち着いた感じで丁寧なので、動作の一つ一つが相当絵になる。


 西洋風の彫りの深い顔立ちに、獅子を思わせる赤い髪、眉毛や唇がキリリとしており、スッとした鼻筋と鋭い目つきだ。顔のパーツの一つ一つに強さを感じる。瞳の色は茶色だ。かっこいいなー。

 

「いえ、お陰で助かりました。ありがとうございます」

「ああ。さて、話と言いたいんだが、お前さん以外とはこれといって話すことはないからな。だから、あー・・・」


 白咲さんが返してから男がちょっと言いにくそうな、少し困った顔でそう言う。後の言葉が続かないようだ。


 んー?席を外せと言いたいのかな?

 なんかこういうときは言いたいことを察して、いつの間にかいなくなったり、「では私達はこれで」とか言って退場という流れだったりするけど。

 王侯貴族じゃなくて冒険者だしなー。


「俺以外の人はここを出て自由にしても構わないと?」

「それだ。助かる。一緒にいてもいいが、退屈になりそうだからな」


 単にどうゆうニュアンスで伝えようか迷ってたみたいだ。


「だとさ?どうする?」

「んじゃ、待ってる。後で話そうよ」

「俺らも外で待って・・・ます」


 俺が聞くと緋桐がそう返し、他のクラスメイト達も外で待つそうなので俺一人。oh no〜。

 そうしてクラスメイト達は外に行ってしまった。


「さて、こっちで話をっと、その前に名乗りが遅れたな。俺の名はグラルドだ。臨時でここの冒険者の監督をしている」


 グラルドさんがそう述べて手を差し出してきたので目を合わせて握手する。手が凄くゴツゴツしていて厚みがある。


「初めましてグラルド殿。俺の名前はペストです」

「ペスト?ギンリじゃないのか?」

「銀鱗は幼名みたいなものですので、ペストと呼んでください」

「うむ、わかった」

「改めて、先程は助かりました。危うく野放しにするところでした」

「いや、いつ割り込むか考えてたんだが、お前さんのお陰であっさり始末を付けられたんだ。礼を言う」


 この人のお陰であいつらを野放しにしなくて済んだ。そしてあっさり怯んで連行されたから良かったものの、逆上されていたらどうなってたか・・・。

 自分の行動が軽率だったと思う。気を付けなきゃ。


「さて立ち話はなんだから来てくれ。座って話そう」


久しぶりにやりましたが、デフォルメ野球ゲーム12のデウなんとかさん、デフォルメでも怖いです。歯ー剥き出しにしないでください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ