相手のためにが相手を傷つけることってあるよね
タイトルが思いつかなかったんです許してください
「おはよう!神月さん!」
かわいらしい声が教室に響いた。
「え、あ、おはようございます」
予想外だったことと勢いに押されてとっさに返事をする。
少し上ずった声を出してしまった。やばいやばい、高い声はダメなんだって低い声を心掛けないと!
「あの、何か御用ですか?」
私たちはそんな気軽にあいさつを交わすような仲だっただろうか。
まぁ正統派ヒロインって感じの桜ちゃんだしなくはない気もするけどさ。
とゆうか何だか琉理ちゃんがピリピリしているような気がする。
私を守ろうと躍起になっているのかな。
「うん、あのね、実は昨日なんだけど、ほら例のあの子探しのさ、話し合いをしたの。それで、ちょこちょこ協力者も増やしてて情報の行き来があいまいになっているからってことで、みんなで集まろうって話になったの!だから神月さんの予定の空いてる日が知りたいなーって」
何その悪魔の集い。
不都合しかないんだけど?!
そんな場所にのこのこと出ていく度胸なんて私持ち合わせてないよ?!
おそろしさしかない。
あぁでも情報は欲しいよ…!
こうなったら家の事情を使ってドタキャンするしかない気がする。
場所さえわかれば盗聴器を仕掛けることだってできるしね!
「えーっと、あの、実は、私の家の都合上この日は絶対大丈夫っていうのはちょっとわからなくて、だから、桃井さんたちの都合で決めてしまってください。日にちと場所を教えてもらえたらそれで充分です。もしいけなくなったら連絡するので、必要だと思った情報だけあとで教えてもらえませんか?」
「あ、そうなんだ…うん!わかった!また連絡するね!」
うぅ、桜ちゃんなんだかしょぼんとしてる…
でも、今の私にはそんな場所に行く度胸はないの!
心の中で騒いでいたらいつの間にか琉理ちゃんが1歩前にというか…桜ちゃんの前に立っていた。
そして思いがけないことを口にする。
「…ねぇ、桃井さん、そのあの子探しって何?」
え?!琉理ちゃん?!
な、なんでいきなりそんな、え、どうして?
「あ、紅野さんは知らないんだっけ。あのね、私、ある女の子を探していて、それにいろんな人が協力してくれているの。神月さんもそのうちの一人なんだよ。」
「へぇ、そんなことしてるんですか。」
「あ、あの、琉理ちゃん」
ちょ、ちょ、ちょ、え?
今まで驚くほど関わってこなかったのにここで絡んでいっちゃうの?
琉理ちゃんにいったいどんな心境の変化が?!
しかもよりによってこの話題、もしかして気づいてないの?私があの子だって。
確かにいつも美月の事情だからって詳しく説明しないで遠ざけてたけど…でも何となく察せられてるかなーって思ってたんだけどな。
わかってて関わろうとしてる?だとしたらそれはきっと私のため。
あるいは…ゲームどおりの世界に戻るため…?
そんなのだめだよ!琉理ちゃんは私の天使なんだ。傷ついてほしくなんかないんだから…!
「それ、もし良かったら私も手つだ‐」
「桃井さん!ちょっと来てください、話があるんです。」
大きな声で琉理ちゃんの言葉をさえぎって桜ちゃんの腕を掴む。
間髪入れずに廊下の方へ桜ちゃんを引っ張っていく。
「え、え、なに、神月さん?どうしたの?」
戸惑う桜ちゃんは大変可愛らしいんだけどいかんせんそれを崇める余裕もない!
「沙夜!!なんで…!」
一瞬あっけに取られて動いていなかった琉理ちゃんが状況に気づいて私を追いかけようとする。
でも今は来ちゃダメ!!
琉理ちゃんが着いてきてしまったら意味が無い。
「琉理ちゃん、私、桃井さんと大切な話をしなきゃいけないの。だから、待ってて?」
大切な話なんてないよ!!何話せばいいのかな?!
でもあのまま琉理ちゃんと桜ちゃんの会話を続けさせる訳にもいかないんだもん…!
グルグルと頭を悩ませながら廊下に出た瞬間、桜ちゃんの腕を掴んでいたのとは別の腕を掴まれた。
「えっ」
思い切り引っ張られてたたらを踏む。
「え、なに、だ…れ……」
「よぉ、やっと会えたな、神月」
金森先輩、襲来とか、求めてないです。
ありがとうございました!
さてさて作者は皆様の心の声分かってますよ、おいこらてめぇ遅いんじゃ消えたかと思ったやろがワレェ…ですよね?殴られる準備はできております。(冗談です皆様がそんな言葉遣いをなさらない方々なのは承知してますごめんなさい)
作者いい加減忙殺される日々から逃げたいですが逃げる場所ないので頑張ります。
みなさんも色々とお忙しいと思いますが無理だけはなさらないでくださいね。
このままでは本編よりあとがきが多いという暴挙をやらかしてしまいそうなのでここら辺で…
あ、なんか今調子いいのでこのまま何個か連投するかもしれません。
いつもありがとうございます、よろしくお願いします!




