琉理ちゃんは私の守護天使なのかもしれない
お久しぶりです。
作者の話はあとがきに致します。
ついに、この時がやってきた…。
といってもただ1日休んでた学校に登校するだけなんだけどね!
でも私にとっては記憶が戻ってからの初めての学校なわけだ。
不安もいっぱいだし、具体的にどうすればいいのかもよくわかんない。
だけど、いつまでも行かないわけにもいかないから、ここはもうなれるのを待つことにした。
いつまでも閉じこもってるわけにもいかないのだから、行くしかなかろう。
為せば成る為さねば成らぬ何事も!!
私の学園生活は敵意にまみれすぎてるからこれからどうにかするとかちょっと無理だし、影薄ーく影薄ーく空気のように過ごしてちょっとずつなれることにする!
一度乗り越えたらもう大丈夫だと思うんだ。
おそらく私を前世から引き戻すために必要なのは優しさだ。
なぜなら前世で優しさなど受けたことなかったから!
うっわあ考えてたら前世の自分の不憫さに泣けてきた。
とにかく!私は慣れるまでの間の対抗策として琉理ちゃんのそばを離れないことにする。
琉理ちゃんは優しい。
きっとそれが私を救ってくれるさ!
他力本願なのが悲しいところだけど、今は無事に学校生活を過ごすことが先決なのである。
さて、頑張るんだ私!!
「行ってきまーす!」
いきなりたくさんの人と遭遇する勇気のなかった私は教室に一番乗り。
あははまだ誰とも会ってないのに心臓がドキドキしてらぁ…。
早急に準備を済ませて何があっても対応できるようにしよ-
「沙夜!!」
えっ、この声は…!
「琉理ちゃん!!どうしたのすっごく早いじゃんぐっ!!」
バッと振り向いて言葉を言い終わらないうちに琉理ちゃんが抱きついてきた。
かなり勢いがあって変な声が出てしまった。
「沙夜沙夜沙夜ーー!!」
めっち頭をすりすりしてくる琉理ちゃん。
ちょっと頬骨が痛いです。
「る、琉理ちゃん…!ちょ、え、どしたの?なにごと?!とゆか、その、ちょっといた、いたい」
そんなふうに声をかけると、琉理ちゃんは私の肩を掴んで、でもスリスリはやめて少し離れてくれた。
そして真正面から至近距離で見つめられる。
「あ、あの…琉理ちゃん…?」
「……みし……った」
「え?今なんてー」
「沙夜がいなくてさみしかった!!あと、心配だってしたんだからぁあ!!」
キッと目じりが上がった目と、突然の大声に少し体が強ばる。
だけど、よく見れば目は潤んでいるし、声は震えていた。
それに、琉理ちゃんの目には、悪意なんて欠けらも無い。
純粋に私を思ってくれているのがよく分かる。
琉理ちゃんには申し訳ないけれど、本当に私のことを大切な友だちだと思ってくれてるんだって、嬉しくなってしまった。
「そっかぁ…心配かけちゃってごめんね?もう大丈夫だよ、ありがとう」
「………」
つい緩んだ顔でそう言ったら、真顔でマジマジと見つめられた。
「る、琉理ちゃん…?」
あ、あの、なんでそんなに見つめてくるの…?
「沙夜、なにかあった?なんかいつもと違う」
「え?!ち、違うってなにが?!」
ええぇぇなんで?!
琉理ちゃんたら超能力でも使えるの?!
それとも私がわかりやすいのかな?!
「なんてゆうか…すごい、可愛い。庇護欲が、こう、グワッと」
「えぇ…どーゆーこと…?」
思ってたのと違う回答だったよ…。
もっとなんか、なにか隠してる?みたいな事聞かれるかと思ったよ。
可愛い…?庇護欲……?
一日ぶりだし、私が体調不良だと思ってたから、そんなふうに感じてるのかな?
「えっと…、もしかしたら、体調がまだ万全じゃないのかも、だから、ちょっと弱々しく見えるのかも、ね?」
「体調……うん、そうかも!万全じゃないなら、私が沙夜のことしっかり守るわ!」
わぁぁ琉理ちゃんってば安定の天使…!!
本来ならゲームの邪魔をしないためにも琉理ちゃんとは距離を置くべきなんだけど…今は何より生活が怪しいから、素直にありがたいな。
少しだけ、甘えてしまっても、いいかなぁ。
「…うん、ありがとう。ちょびっとだけ、甘えさせてもらっちゃおっかな?」
んーなんか、ちょっと気恥ずかしい…!!
私ってこんなキャラだったかな?!
うー…早いとこ元の私に戻らなきゃ!
ハッピーエンドを見るためにも、もっともっと頑張らないといけないもんね。
「沙夜ー!!もちろんだよ、私が絶対に沙夜を守るんだから!!」
「えへへ、ありがと琉理ちゃん」
私も守るよ、みんなのハッピーエンドを。
みんなが幸せにしてるとこを見るのが、私の幸せだもん!
……やっぱり、琉理ちゃんに悪役はやらせられないなぁ。
逆ハーレムに琉理ちゃんは入らなくても、多分もう琉理ちゃんは大丈夫。
それよりもその過程で傷つく方が辛いと思うんだよね。
でも、ハッピーエンドのためには悪役って言うのは必要で、なくすことはできない。
そこを補うためにも、私は早急にこの前世の恐怖を脱却しなければならないんだ。
せめて学校にいる間だけでも耐えれるようにならないと-
「あははは、まじでー?」
あっ
「沙夜…?」
わずかに緊張の走った私の様子に琉理ちゃんが不安げに声をかけてくる。
でも私の意識は閉じられたドアの向こう側、廊下の方に向けられていた。
「もうちょっとどうにかなんなかったの?」
「えーだってー」
「あたしもそれ見たかったー」
「ほんとおもしろかったよー」
近づいてくる声に、琉理ちゃんもきづいたみたいだ。
「……大丈夫、大丈夫」
そっと呟いた。
私は大丈夫、あの子たちだって、何も無いのにいきなり絡んできたりしない…はず。
それに、今まで恐怖なんて抱いたことないでしょ?
私なら大丈夫よ、怖くなんかない、大丈夫、大丈夫、大丈夫…!
緊張で逸る心臓を宥める。
私がどれだけ集団からの悪意に耐えられるのかは未知数だ。
でも、はなから怖がっていたら大丈夫なものも大丈夫じゃなくなってしまうから。
「沙夜、どうしたの?」
「なんでも、ないよ。少しめまいがしただけ。やっぱり体調が戻りきってないみたい」
おどけたようにそう口にした。
こんなややこしいこと、琉理ちゃんに言えるわけがないもん。
そして、ついにその時は来た。
ガラガラと音を立てて教室のドアが開く。
チラリとこちらに向けられる視線。
そばにいて、背中に手を添えてくれている琉理ちゃんがとても頼もしかった。
確かに前より怖い…けど、耐えきれないほどではない。
個人的な攻撃を喰らわない限り大丈夫であると言えるだろう、たぶん。
少しホッとした時だった。
「あ、神月さん!おはよう!」
花開くような可愛らしい声が響いた。
ありがとうございました!!!
そして、大変遅くなったことを海底に沈む勢いで深く謝罪致します…!!!
こんなに遅くなってもブックマークをつけたままでいてくれる皆様…優しすぎませんか?
皆様が私の天使でございます…。
長いので読み飛ばしてくれて構わないあとがきいきます!
さて、色々と大変なご時世ですが、皆様元気でおられますか?くれぐれも気をつけてくださいね。
作者は色んなしわ寄せに潰されそうになりながら生きてます。
さて、あれモブなんですけども…
なんというか、作者も沙夜ちゃんがどうなっていくかとか、よく分かってないんです。
いや、ラストとかはだいたい決まってるんですけどね?
なんか沙夜ちゃんが可愛くなってしまうみたいです。はい。
こーゆー細かいとこがもういきあたりばったりでして、心の底から皆様のアドバイスや要望を所望してる作者ですすみません。
こんな遅々とした歩みですが沙夜ちゃんと頑張っていくので、これからもどうかよろしくお願いします。




