黒木春人の気がかり
遅くなりました。
申し訳ありません。
そして短い。うわぁ。
「はぁーーーー」
大きなため息をつく。
生徒会室で仕事をしている訳だが、全く集中できない。
「春人、いったいどうしたんですか?そんな大きなため息をついて。」
創也に呆れた顔で声をかけられる。
「いや、なんでもない。」
この言い訳が苦しいことは自分ても重々承知している。
しかし、説明のしようがないのだ。
あの朝、横から覗いた彼女の目。
溜まった涙がキラキラと光っていた。
あれはほんとに驚いた。
まさか泣かれるとは思ってなかった。
だが、俺が今こうなっているのは、その罪悪感からなどではない。
いや、ちょっと悪いことしたなとは思ってるが、原因はそれではないという話だ。
その原因は、彼女の顔が頭から離れないからだ。
「…そうですか。」
納得はしてないが仕方ないというようにため息混じりに言われた。
…こんなふうに言ってくるが、こいつも大概様子がおかしい。
ふと何か物思いにふけっている様子が見られるのだ。
まあ指摘する余裕はないから言わないが。
…仕事がなければ会いに行けたのになぁ。
謝るとかなんとか理由つけて。
いや、どうせこのままじゃ集中できないし、行くか?
よし、行こう。
「創也、俺ちょっと抜ける。」
「……は?」
また考え込んでたな。
反応が遅れた。
帰ってきたら問い詰めてやろうか。
「抜けるって言ったんだよ。気がかりを解消するためにな。」
「ちゃんとそのあとで仕事をしてくれるなら構いませんよ。なるべく早く済ませてくださいね。」
このまま仕事させるよりはいいと判断してくれたようだ。
こいつはこーゆー判断はしっかりしてくれるからいい。
「あぁ、わかってるさ。行ってくー」
「もっどりましたー!…あれ?会長、どっか行くんですか?」
「ちょっとな。お前はどこに行ってたんだよ、明良。」
ちょっとビビった。
もうちょっと落ち着いて開けろよなっ!
「桜ちゃんのとこ行ってたんだけどさー、今日はあの子たちいなくってさー。」
ん?
「あの子たち?って、もしかして」
「沙夜ちゃんと琉理ちゃん、会長たちも知ってるっしょ?」
「いないのか?」
「なんか、沙夜ちゃんがお休みみたいで。」
休み…。
「なら、行く意味ねーじゃねーかよ…。」
あいつ、いないのか。
…また、明日か…。
「休み…もしかして、昨日の…?」
「ん?創也、何か言ったか?」
「あ、いえ、なんでもないです。ただの独り言なので。」
「そうか。」
こいつが独り言とは珍しい。
腹の中では色々言ってそうだが、口に出すことはめったにないというのに。
それにしても、これは今日は集中なんて出来そうにねーなぁ…。
ありがとうございました!
遅れてすみませぬ。
他で2つ原稿用意せねばならんのです。
とりあえず、会長めっちゃアクションおこしそうだぜ、副会長にフラグ繋げるぜ、な回です。
終わらせることなくやめたりする気はないので、気長に待っていただけるとありがたいです( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )
いつもありがとうございます!
これからも頑張るので、よろしくお願いします!




