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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ホラーテイストましまし

作者: シスコーン

怖くないくだらねぇ話です。

でも反省はしない



これは姉の身の上に起こった本当の話です。



ある時、家に帰ると姉がベットの上で寝転んでスマートフォンをいじっておりました。

私と姉の部屋は家を立てたときお互い小さかったこともあって2部屋分を2人で使用していたので結構姉妹仲は良く気が向くといろんな話をするのです。

そういった経緯もあってスマートフォンのゲームにも飽きていた私はいつも通り姉に話しかけました。


その日は少し寒い秋口に入った夜で外に出れば息が白くなりました。どうしてそんな夜に私はそんなことを聞いたのか、私は姉になんとなしに話しかけたのです。



何か怖い話をして、と



すると姉は少し逡巡したのちとふと思い出したようにある話をしてくれたのです。



姉は暇なとき某通信ツールを使用しいろんな書き込みを見ておりました。私は通信が重く一度入れて見たのですが魅力がわからずすぐやめてしまいましたが、姉は絵をかくことを趣味としていたのでいろんな作品をみて楽しんでいたようです。

そんな風にずっと画面を見ているものでしたから、まだ一部の方々にしか普及していなかったとき母には良くグチグチと文句を言われておりました。

今では家族全員が使用しているのでそう言われることも少なくなりましたが家では基本携帯電話を使用していましたし大学に入るまでは買ってもらえなかったので姉だけが持っていることで母が家族との会話が減っていると思うのも当たり前のことだったのでしょう。


そんな姉にことが起きたのは、家族全員がスマートフォンを持ち歩くようになった最近のことでした。



県外の大学を卒業した姉は地元に戻ってきて駅の近くの職場で働いております。


うちは交通の便はそこそこ良かったものですから最寄り駅まで10分とかからなかったのですが姉の職場近くの駅は線路が違うため最寄り駅から出発すると一度県の中心地に出てそこからまた戻らなければなりませんでした。

位置としては隣り合っているので単純にバスのほうが早いしお金もかからないということで姉は通勤によくバスを利用しておりました。


そんなある日のこと

職場の飲み会で遅くなった姉は終バスになんとか乗ることができました。

都会にいる方はあまりわからないかもしれませんが田舎の通勤ぐらいしか使い道がないバスと言うものはそんな夜まで運行しているわけではないので終バスと言っても10時ごろのバスだったと思います。

終バスがなくなったあとは家に電話をかけて車で来てもらえばいいのでしょうが母があまりいい顔をしないので姉も急いで終バスに乗りました。


姉はバスに乗り早速スマートフォンの電源をつけました。

バスに乗っていた人数は10人満たないかぐらいだと思います。


なんせ私の家がある市は田舎といえば田舎という感じのところで隣の市が発展していることもあってあまり降りる人がいません。時間が早ければそうでもないのですが大概の人が姉が降りる前の駅で降りてしまうのです。


なので姉が乗ってる時間も当然姉が降りる前には誰もいなくなってしまいました。

姉は一番後ろの席に座っていたので誰もいないことには気づいていたのですがそう珍しいことでもなかったので特に不安はいだかずそのままスマートフォンで書き込みを見ていました。




するとある書き込みに


背後に気をつけて


といったような注意書きが…




姉はゆっくりと後ろを振り返りました。


当然姉の席は最後尾なので後ろには誰もいません。ただただガラスに後ろの車のライトが反射されているだけ。

安堵しゆっくりと前を向き画面をスライドさせるとーーーー




ドコかでみたことのある


はだかの


おとこが



二人でからみあっている絵が……



姉は落ち着いて画面をスライドさせました。

そう、彼女はそれ系の方ではなかったので無表情でスルーしたのです。

そのままバスは姉が降りる駅に到着して姉は何事もなかったようにバスをおりました。




私はこの話を思い出すと本当に怖いのは怖い話をしてとせがんだときこの話を思いついた姉ではないかと思うのです……



お読みいただいてありがとうございました

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