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隔てられた壁

作者: あい

ぼくの妹

可愛い妹


誰にでも優しく微笑みかけて、誰よりも優しい顔をしてる。

まるで天使のような君の顔

百合の花のような白い肌

雲のようにフワフワなほっぺ

水のように透き通った性格

そして、ダイヤモンドのような意思


ありきたりな表現だけど

ほかの誰の妹より、ほかのどんな女性より

この子は優れているのに

何故みんな彼女を嘲うの?


彼女は笑いかけるのに

帰ってくるのは嘲笑、同情。


ぼくが笑いかけてもみんな笑顔で返してくれるのに

何故妹にはそうしてくれないの?


見知らぬ人、近所の人、同級生、幼なじみ、祖父や祖母、そして両親までも


何故彼女の意思を奪うの?


ぼくが嫌といえば何故そうしなければならないのか教えてくれるのに、何故妹にはそうしないの?


妹にだって、耳も口も目もあるのに、

理解するのには時間がかかるけど聞こえているのに。

みんな最初は時間がかかったのに、何故その最初すらやらないの?


みんなの優しさはまるで、

隔てられた壁。


この壁を打ち破るには

僕はどうしたらいいのだろう。


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