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あの世界の回想
ついに!ヒーロー登場ですよ!
私と彼たちは幼馴染みだった。
紳士的で優しくて、でも時々怖い黒髪のよく似合うアイガス
どこか抜けてて、でも周りのために一生懸命働く
レイオル
意地悪で腹黒で、でもそれが不器用だということが伝わってきちゃう バルド
どこか儚げな笑みを浮かべた可愛らしい、でも誰よりも強くなりたがっていた王族の ロキア
私たちはとても仲が良かった。
王族のロキアはもちろん皆 身分が高かった。
もちろん私も。
家での暮らしは少し窮屈だった。伯爵家令嬢として一生懸命だった。
そんななか彼たちだけが癒しだった。
「おーい。レイア!遊ぼうぜ」
私の名前はノンレイア・フラスペスだから、皆からはレイアって呼ばれてた。
呼ばれるのが嬉しかった 。
時は過ぎて、私たちは学園へ通い始める。
魔術が得意だった私とレイオルは魔術科へ
他の皆は特進クラスへと進んだ。
離ればなれになっても皆遊びに来てくれた。
女の子の友達もできた、フライアという絵梨乃に似た少しクールビューティーな女の子だった。
けどね、楽しいだけじゃ終われなかった。
そして事件は起こる。