ノンフレイアの世界
やめて……こわいよ……だれか………
------ たす け て -------
目覚めは、これでもかっていうぐらい悪い。頭がいたいしどこか寒い。それになにより…
「どうゆう神経したらここにもう一回つれてこれるんだろ?」
私が目覚めた場所はどう考えてもノンフレイアだった私が処刑を待つ間に入れられていた牢獄だった。腐っても貴族だった私は処刑は死罪という重いものだったものの 牢獄は庶民の方よりかは圧倒的に良かった。ただ、それは牢獄だからだ。しかし、ここにいるっていうことは気を失ってる間にロキアがつれてきたんだろう。
「寒い……。」
暖房器具というものは皆無だし窓には鉄格子、はめられてはいないものの壁には鎖だってある。
まったく、人生で二回牢獄ってレアケースじゃない?っというか一回でも十分レアケースなんだけど。
「しかも照明器具もない……。」
ありえない。暗闇恐怖症のもととなった場所で暗闇で生活しろってか?無理だ……。本当に無理
-----ドンドンっ------
そんなことを考えてたら 扉を叩かれた。ノックじゃない。文字通り、叩かれた。
「………………。」
返事はもちろんなし。応えなくてはいけない理由がない。
「すっ すみません!お願いですから開けてくださいっ!」
聞こえてきた声は予想をしていなかった少し高い男性の声だった。てっきり、看守だとばかり思っていた私は慌てて扉を開ける。
「っていうか、開くんだ……セキリティどうなってんのよ。」
どうでも言い感想を呟きながら顔をあげると金髪の少し困ったような顔をした青年が立っていた。
青年っていうか少年?きっと成人はしてるのだろうけど顔が幼い。
「あぁ!良かった。てっきり眠っていらっしゃって開けてもらえないものばかりだと……。これ、どうしようかと思いました。」
そういいながら彼が示したのはご飯が乗ったトレーだった。なるほど、きっとこれを両手で持っていたから芦でとびらをたたいていたのだろう。
「中へ入ってもよろしいでしょうか?回収もしなくてはなりませんので」
私がなにも言えず、ただうなずくと彼は嬉しそうにわらって中へ入ってきた。そしておもむろに
「はじめまして!本日よりノンフレイア様のお世話をさせていただきますクライアと申します。基本的にはノンフレイア様と共に過ごしますのでなにかご用でしたら何なりとお申し付けください!」
なんだろ、この笑顔だったら某飲食店でもお金をとれるんじゃないかなっていうぐらいの笑顔だった。けど、まだ少し怖い。
中途半端ですが、区切らせていただきます。
区切るタイミングが分からない……