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序章2

 今一人の男が道場で、何人もの人に囲まれて、最後の時を迎えようとしていた。

 

 「・・・わしは、ここまでじゃ。」


 「し、師匠、お気を確かに!」


 



 女が苦手だった、というより怖かった。

 

 小学生のころ、同級生の女の子が、一人の女の子をよってたかっていじめているのを目撃してしまった。しかもいじめている女の子の一人に初恋の女の子がいた。そしてこのパターンを中学、高校でも繰り返した。

 

 そして極めつけは、20代のころ、やっとの思いで話せる仲になった、女性が、外国の工作員で、危うく海外の殺し屋としてデビューするところだった。


 このようなことがあって、女性に興味はあったが、怖くなり、実家の武術道場で武の訓練に励む毎日になっていった。


 そして、今、80歳で死を迎えている。まあ、長生きもしたし、こうしてたくさんの弟子に囲まれて(全員男だけど)最後を迎えられるんだ、良い人生だった・・・。


 なわけあるかーーー!うおおおおん、女の子とつきあいたかった。2次元ばかり飽きたよ!もう一度最初からやり直して、まともな女性と出会いたい!チュッチュしたい!頬ずりしたい!舐めまわしたい!というかハーレムつくりたい!ああ死にたくない!死にたくなーい!死に・・・




 ああ、もう駄目だ・・・神さ・・ねが・・い







 

 ~天界~


 んっ、成仏しない人の魂があるのう。


 むう、なんという強い後悔の念。このままでは、成仏しないのう。

 なんじゃ、ハーレムがつくりたい?なんという愚かな願い。しかし邪なことを願っておる割に、こ奴の魂は綺麗じゃな。

 仕方ない、こ奴の願い叶えるか。さてさて、どの器に移すか、どうせならこ奴の願いが叶いやすいようにしてやるか。

 まず異性に積極的な器を、おっ!ちょうど第17世界でよさそうなやつがおったわい。

 それから、能力もサービスしとくかのう。今のこ奴のスキルを20倍にしといてやるわい。

 よし、これで終わりじゃ、次はうまくやるのじゃぞい。

 

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