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ナイフ作成

さて、王宮魔術師の先生の方を案内して私に空き時間ができたので早速作業に取り掛かりましょうか。

私は前回の薬草取りの時取ってきたワイバーンの牙を【アイテムボックス】から取り出します。


【アイテムボックス】というのは空間属性の魔法で異空間に大量の物をしまっておける魔法です。

どこぞの小説のように中の時間が止まったりということはありませんが重宝しています。

前回のワイバーンからは革、牙、骨、爪をはぎ取ってます。

お肉はチビたち(もはや今となっては小さくないけど)とほかの狼たちにおすそわけです。

地球にいた時は正直グロイのは苦手だったので解体とかできなかったでしょうけど、

なにしろ狼に育てられたものでして。

狩りをした後は獲物をそのまんま食べてましたからね。

もう生肉だろうが関係なくむしゃむしゃと。

幸いこの世界の人は胃腸が丈夫なようなので今もぴんぴんしてますが。


ワイバーンの牙は軽いのに丈夫なのでお嬢様でも扱えるでしょう。

そういえばナイフが欲しいなんてお嬢様は戦闘訓練でも始めるのでしょうか?

それならできるだけ実用的なのがいいですよね。

お嬢様にも扱いやすいのというと刺突系か斬撃系がどっちなんでしょう。

やっぱり刺突系の方がいいですよね。刺突系は鋭くするために先を薄くしないといけないという問題で

どうしても強度の問題がありますけどワイバーンの牙は結構丈夫ですし。


次に決めるのはどんな種類のナイフかですね。

これはどういう事を想定しての練習か聞かないことにはわからないんですけど・・・・・。

今は宮廷魔術師の方がいらっしゃるので聞くこともできません。

まあ、材料はたくさんあるので色々と作っとけば問題なしですね。


じゃあ作りましょう。

第一工程、牙を風魔法の【トルネードカッター】で大体の形に切りそろえましょう。

第二工程、私の戦闘方法のメインである爪を出して細かいところをそろえましょう。

この爪だけど魔力を使って出してるんだけどどうも半物理半魔法という感じでレジストの高い魔物にも聞くので重宝してます。戦闘に使うぐらいなので細かい動きはお手の物。

第三工程、風魔法の【カッタートルネード】で刃を研磨しましょう。

第四工程、エルダーエントからとった樹液を濃縮したのを持ち手のところに塗りながら一定の魔力波動にさらします。するとゴムみたいな感じになるので握りやすいように形をそろえます。

第五工程、何度か振ってみて重心を良い感じにするため爪で微調整します。


ちゃんちゃらちゃっちゃっちゃー、ダガーっぽいナイフの完成。

以上私の三分間メーキングでしたー。


ごほん、おふざけはともかく実際にかかった時間を見てみると三十分でした。

これならいろいろと作っても間に合いそうですね。

本当に良い職ですよ。他の侍女は洗濯したり掃除をしたりと大忙しなのに私は宮廷魔術師の先生が教えてるときはこうやってナイフを作ったりできるんですから。

・・・・そういえばこれもお嬢様に言われた仕事でしたね。

ほら、あれですよ。小さい頃プラモデルを作った時みたいな感じです。

あんな感じで楽しいんですよ。


さて、他の形のも作っていくとしましょうか。


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