表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/23

ちょっとした計画

部屋に帰ってきてベッドに入ってみたけど全然眠気はしない。

疲れてはいるんだけどね。精神的に。

あのメイド何なの?

ほんとおかしい。常識がなさすぎ。



まあメイドが変なのはいつもの事だし、

とりあえず眠気もしないしさっきもらったナイフでも見てみましょうか。

私は机の上に放ってある短剣を取りに行った。

外からは黒い鞘に黒い持ち手の部分が見える。

とりあえずさやからナイフを抜いてみると中から白い刃の部分が見えてくる。

牙で作ってるから光を反射したりはしない。

その代わりなめらかな刀身が美しい。

これは陶芸品として王都ではやるのも分かるわね。

後、余計な装飾がついてないからこそ、というのもあるかも。

実用的な無骨さの中に工芸品としての綺麗さも含んでて。

装飾をつけるように言わなくてよかった。


装飾がついてないからお客さんに見せられないと思ってたけどこれなら大丈夫かもね。

あっ、けどいきなり出したら「殺す気か!」って思われるかも。

かなり実用的なナイフだから。

やっぱりやめとこうかなぁ。あのメイドが作ったのを自慢するのもなんか癪に障るし。


まあ、お客さんと対面してから考えよう。

とりあえずこれはカバンに入れとけばいいや。ナイフを持つのは貴族の女性のたしなみだし。

最悪汚されるぐらいならっ、って感じ。

まあ、私の場合自決じゃなくて相手を倒しちゃうけどね。

まだ実践こそまだだけど魔法はかなりのものだと自負してるし。


剣とかそういう接近戦の訓練は全然やってないけど。

異世界と言ったら魔法だし。

剣とか地球でも昔はあったんだし異世界らしいことをしたいよね。


そんなわけでナイフとか全然使えない。

それでも持っとくのが貴族ってものなんだよ。

わけわかんないね。まあ、どうでもいいけど。

私は今世はせいいっぱい楽しんで生きると決めてるんだから。


というわけで今は私は自分のスペックを上げようと頑張ってるんだよ。

異世界転生ものにありがちなチートな体に生まれたけどそれを過信したらいけないし、

知識チートで内政系をやろうとしてもこの世界の魔法が便利すぎて科学が入り込む余地がほとんどない。

だから後で楽しむためにも今は苦労する。

後のことを考えれば厳しい特訓も苦しくはないしね。


そうそう、楽しむと言えば私は今一つの計画を立てている。

それが成功したら最高に面白いというの。

決行日は明日の朝。

その計画のためにすっごく早く起きないといけないから今のうちに昼寝でもしておこうかな。

どうせ何かあればあのメイドが起こしてくれるでしょう。

じゃあ、お休み。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ