3.誤解、また誤解
どうも元みっちぇるです。
今度の名前はこの作品の主人公のしゅんなんですが
実は自分の名前なんです。
6月
だいぶ新しいクラスになれてきた頃
僕はいつものように3人で学校に行った。
「おっはよ〜う、みんな〜♪」
教室に入るなり和がテンションMAXで叫ぶと
クラスメイト達も
「おはよ〜」と返してくれる。
「毎朝からついていけないよ。こんなことやってて飽きないのか?」
「朝は1日の始まりって言うしな。このぐらい普通だろ」
(普通じゃない、いい加減やめてほしいのだが)
朝のホームルーム
「よし、今日は席替えをする」
マッチョ小松が和に負けないぐらいのテンションで言う。
(あんた達には、もう付いていけないよ・・)
席決めは袋の中に入っている紙をランダムで取って書いてある番号の席に座る。
僕が引いたのは
運がいいのか
窓側二列目の一番後ろだ。
(隣は誰だろ。和以外ならいいや)
すると一人の女子が隣に座った。
(どんな運命だ!?)
その女子は
自己紹介の時、一言で終わり。
それから、クラス内で空気と言われてるが顔は可愛く何人もの男子が狙っているらしい。
小森 麻美だった。
「小森さんこれからよろしくね。」
「・・・・・・・」
小森さんは僕の方を見たが何も言わなかった。
(人見知りなのかな?これから仲良くなっていこう)
それから何日か小森 麻美の声を聞いた者はいなかった。
ある日のお昼
「やっと飯だ」和は弁当を持って僕の方に来た。
「隣大丈夫かな?」
隣を見るとすでに小森さんはいなかった。
(いつの間に!)
「駄目だろ、帰ってきたら小森さん座るとこないし」
「じぁどこで食べる?」
「どうするか、中庭は混んでるだろうし、あと空いている場所っていったら。」
ガラガラ
突然
教室のドアが開いた
驚いたのかみんなでドアの方を見た
僕はドアの方を見てさらに驚いた
「お兄ちゃ〜ん、一緒にご飯食べよ、この手作り弁当で」
豊だった。
ただその弁当は僕が作ったものだ
(まずい、皆の視線が痛い)
僕は豊のせいでクラスの男子全員から睨み付けられた。もちろんその中には和も含まれるている。
「おいおい、皆。目が怖いぜ。」
「お兄ちゃん、早く食べよ人気のない場所で2人きりで」
(おっと、その言い方は皆に誤解を招く言い方だ)
だが時すでに遅し
和率いる男子達はゆっくりと笑いながら近づいてくる。
「覚悟はいいな俊?」
「くそっこんな時だけ一致団結しやがって。」
「「皆殺っちまえ」」
和を中心に僕に襲いかかる。
「皆、落ち着いてくれ」
必死に言うが皆には聞こえない。
僕は集団から脱け出して廊下に出て全速力で逃げた
「裏切り者が逃げたぞ追え〜」
(くそ〜やっぱ追いかけ来たか)
「隼瀬くん、ここを通りたければ私達を倒していきなさい。」
目の前に立ちはだかるのは
和ファンクラブメンバーの女子達A子、B子、C子だった。
「女子達よ隼瀬を止めてくれ」
和が言ったことによって女子達のやる気はぐ〜んと上がった。
A「はい、神奈くんの命令ならなんだってやります。」
B「まかせて、必ず生け捕りにして神奈様の元に」
C「ご主人様のためなら死んでもかまわない。」
女子達は横に並び、道をふさぐ。
(くそ、逃げ道がない。てか、BとCはまともなこと言ってないな・・)
「ついにこれを使う時が来るとはな」
僕は右のポケットから一枚の写真を取り出した。
「女子達よ見るがいい、これが最終兵器。和の子供の時の秘蔵写真だ〜」
「なんですって!?そんなものが世の中に!見せてください」
(よし今だ)
手に持ってた写真をふさいでる道の逆方向になげると女子達は写真を拾いに行き僕は和達から逃げきった。
それから10分後
和達の監視を
避けながら
僕は階段を上っていた。
「ここまでくれば誰もいないだろ。屋上だしな。あっ!やべ〜、箸忘れた。」
僕は、人は居ないだろう
屋上に来た。
(今から戻っても殺られるだけだし)
「後で家で食べるか。」
扉を開け屋上に出る。
「さむっ!」
6月なのにこんな寒いのかよ
ガンッ
どこかで音が気がした。
「!?、なんだ誰かいるのか?」
気のせいではない、
確かに音はした。
物音のする方に近づいてみると。
水タンクの上に誰かがいるのがわかった。
その人は
空気女子件
僕の隣の席に座っている
「小森さん?」
そう小森 麻美だった。
向こうも気づいたのか
こっちを見た
「……」
「何してるの?」
「ボソボソ……」
「えっ?今なんて?」
「ぉ、降りれなくなったの」
(あ〜登ったはいいが降りれなくなったと)
「なんでそんなとこ登ったの?」
「か、風が気持ちよかったから…」
僕は少し考えた
(しかたない)
「小森さん、僕が受け止めるから降りて来ていいよ」
それを聞いた小森さんは上からジャンプした。
僕は小森さんを受け止めたがバランスを崩し倒れてしまった。
「いった〜、大丈夫小森さん?」
「大丈夫。隼瀬くんは?」
「僕は頑丈だからね平気だよ。それより退いてくれると助かるかな」
小森さんは僕の上に覆いかぶさった状態だ。
誰かが来たら誤解されるだろうな。
しかしもう遅かった
小森さんは横を見ていた
僕も小森さんが見ている方を見ると
「俊なにやってんだ!?」
和が僕を追ってきたらしいが見た光景はさっきも説明したが誤解される状態だ。
「まて和これは違う。まずは話を聞け」
「せっかく、おれら男子達がさっきのことは許そうかと思ってたとこだが。前言撤回、絶対に許さん」
和に何を言っても聞こえないらしい
僕は脇腹に10Hitのパンチを繰り出し和を気絶させた。
「ごめんなさい私のせいで神奈くんに誤解させてしまって。」
「気にしなくていいよ。」
起きたら口封じでもしとくか
「じぁ、私行くね」
「うんまた教室で」
そう言うと彼女は階段を降りていった。
(小森さん、思ってたより明るい人なんだな…)
その日はまともに授業に集中しできた。
(今日は和、珍しくうるさくなかったな?)
そう思った瞬間大変なことに気づいた
「あっ屋上に和忘れた」
その日の放課後
和を探しに行ったがいなくかく家に帰ってから豊に散々怒られた。
続く
3話でやっと小森 麻美との会話までいきました。
次はまだ考えて無いので
2日かけて考えときます。