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12.楽しい時間は長くは続かない

しゅんです。



この時期は深夜帯のアニメも最終回を迎え、新番組が始まろうとしてますね。


次は何が始まるか楽しみです。


「暗いね〜」


豊は平気そうだが、問題は。



「隼瀬くん絶対に離さないでね」


「わかってるって」


いつの間にか小森さんと手を繋いでいた。

その手からは暖かさと震えを感じた。


「お兄ちゃん離さないでね」


「わかった離す」


「なんでいつも私だけ」


「お前は怖いわけでもないだろ」


豊からは震えを感じないし、それに手を繋いでいるわけでもない。


「なぁ豊はなんで抱きついてるの?」


「怖いじゃん」


そんなわけあるか。

入り口から光ってる矢印のある方に歩いているのに、なに1つ起こってないからな。

突然持っていたライトの光が消えた。


「まじかよ電池切れか?」

とりあえず光ってる矢印を頼りに2人の手を引き歩いてみる。


「!!」


「どうしたの小森さん!?」

「今なんか後ろから変な声が」


「やめてよ麻美ちゃん、声なんて…聞こえないよ…」

…ゴォゴォゴォ…


「たぶん風の音だよ」


「でもお兄ちゃん、この風どんどんこっちに近づいて来るよ」


…ゴォゴォゴォゴォ…


「たしかに」


「…なんか向こうから来る」


小森さんは暗い中、何かを感じたらしい。



ドンドンドンドン


「今度はなに?」


ドンドンドンドンドンドンドンドン



「「「フゴォーー」」」



これはきっと幻覚だ、この世に罪の字が書いてあるマスク着けた裸の変態が走ってくるなんてことなんて。


「「「フゴォーー」」」



……


………



「うぁ〜」 「「キャー」」


僕は2人の手を思い切り掴んで走り出した。


「お兄ちゃんなんなのあれー!?」


「「フゴォ」」


「僕に聞くな〜。あれ、出口だ走れ」




「お疲れ様でした、どうでしたか?」


「…ハア…ハア…違う意味で怖かったですよ」


ライトは元々消えるようになっていたようだ。

怖いより驚いたよ。











「もうすぐ20時30分、終わりか」


この遊園地は21時に終わる。


「楽しかったね、2人とも思い残すことは?」


「まだ…あるよ」



「そうだね遊園地と言ったら」



今日唯一乗ってない乗り物は、





観覧車










「今日は楽しめた?」


「もちろん」


「今日は2人ともありがとう、良い思い出をくれて」

小森さんは少し涙目になって頭を下げた。


「そんな、頭上げてよ僕も楽しかったし。また、みんなで遊びに来ようよ」


「そうだね」


小森さんは涙を拭き笑顔で言った。




そうだまたみんな一緒に来るんだ。

だんだんこの小説のジャンルがわからなくなってきたような気がします。


次回からは戻してみようと思います。



しゅ(°Д°)ん

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