10.突然の訪問
どもどもしゅんです。
1週間に2回更新するとか言っといてやってない自分ですがやっぱり、1週間に1回にした方がいいと思ってます。2回キツいです。
この日、珍しく隣の席は空席だった。
学校を終え、
家に帰り夕食の準備をしてるとき。
ピーンポーン
「お兄ちゃん出て〜」
「ハイハイ」
皿を並べてるぐらいなら、お前が出ろよ。こっちはご飯作ってんだぞ。
「どちらさまですか?」
玄関を開けると、そこにいたのは。
和だった。
「よ、母さんが作った煮物余ったから、持ってきたぞ」
「ありがと、ちょうどご飯作ってるときだったんだ」
「それはよかった、じぁな」
再度、料理を作っているとき。
ピーンポーン
「お兄〜ちゃ〜ん」
「わかってる」
今度は誰だ。
だが、玄関を開けると、
僕は少しの間静止した。
今日、珍しく学校を休んだ小森さんがそこにいた。
手にはどこか遠くにでも行くような大きい荷物を持っていた。
「小森さんどうしたの?その荷物は?」
「家出してきました。」
驚いた。
何が理由かは知らないけど、小森さんが家出するなんて。
「まず、入ってよ」
「おじゃまします」
豊も入れ3人で話す。
「今朝、お祖父様に海外留学の話をされたの」
「海外!?」
「でも、私は海外には行きたくないって言ったけど聞いてもらえなくて、無理矢理に連れていかれそうだから、黙って出てきたの」
小森さんは学年トップに近い成績だから玄道さんも、もっと頭がいいところに行かせたいのだろな。
「よく、僕の家がわかったね」
「それは駅前でクラスの子達にあって、神奈くんの家の前だからって」
紙には確かに住所が書かれている、和の家のな。
たぶんクラスの子達とは、和にいつもくっついてる女子達だろうな。
「家まで行ったら神奈くんに会って教えてもらったの」
「お兄ちゃん、麻美ちゃんどうするの?しばらく泊まらせてあげようよ」
「でも、迷惑をかけるかもしれない。たぶん今、家のSP達が私を全力で探してると思うから」
僕は、立ち上がった。
「それなら、行かせられない。今、出ていっても捕まるだけだ」
「麻美ちゃんも、無理しないで。私達はライバルだけど、友達でもあるんだから」
「うん、ありがとう」
「ライバル?」
さっきから気になっていたが「麻美ちゃん」って、先輩後輩なわけだし、
もっとちゃんと名前で呼べよ。豊が言ったようにしばらく泊めることにした。
あれから2日過ぎた。
学校には僕の家から行き、帰りは必ず一人にしないようにしている。
「今日、土曜日だしどっか行こうよ」
豊が僕の腕を引っ張る。
「わかった、わかった。でも、どこいくんだ?近くだと見つかる可能性があるよ」
「じゃあここは?」
豊は新聞紙についてきたチラシを見せてきた。
チラシにはnewオープンと書いてある。
「小森さんがいきたいなら「私行きたい」
答え早!
「10時に家を出れるように準備しといて」
「ハーイ」
僕達はご飯を食べ10時ぴったしに家を出た。
目的地まで電車で行くことにしたが。
電車はかなり混んでいた。
「やっぱ土曜日だから混んでるな、2人とも離れるなよ」
「じぁお兄ちゃんに掴まってる、麻美ちゃんはそっち側ね」
「わかった」
小森さん納得しないで、
次の駅に着きさらに人が入ってきた。
ぐるし〜身動きできない。
「キャッお兄ちゃんそんなとこ触らないで」
いつのまにか手に柔らかい物を掴んだ。
「ごめん、でも今動けない」
「あの隼瀬くんが動くとスカートの中に足が」
「アンッ!…お兄ちゃん…」
「バカ、変な声出すな」
「隼瀬くん…ダメ…」
これ以上ダメだ、2人からいい匂いが。
あ着く前にどうにかなりそうだ
次回は遊園地の物語ですが。
あまりにも暴走してるので、哀れの目で見てやってください。