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聖王女のまったり魔境ライフ  作者: 長城万里
Mattari 3

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78/103

語り終われど休みなし

ローラたちは封印や結界の経緯を知ることができました

シュナイダーにとっての敵は現魔王トライゾン

それはローラと勇者たちにとっても同じです


封印されている前魔王セラフィム

封印を解くため、力を貸すことになりました


「先程のお話では地下聖堂への魔法陣は壊されているはず

 ですが魔法陣が壊れていないのはどういうことなのでしょう?」


「そういえば壊れておりませんでしたな」

「地下からの聖魔力で自動修復したのです」


トライゾンは自動修復することを知らなかったのです


「館が常にキレイなのと同じ仕組みなのですね」

「はい」


館は地下からの聖魔力により常に浄化されています


「では館の施設や仕掛けについてお話し致します」


三階の魔法陣についてアネラは語る


「北側の魔法陣が二階へ戻る魔法陣

 二階から来たときはこの魔法陣の上に出ます

 中央の魔法陣は任意の場所へ転移できる魔法陣

 居住者が10人以上になることで使用可能です」


「その二つは以前にお聞きしましたわ」

「そうですね、残りの奥にある魔法陣が気になります」


「南側の魔法陣は魔王城の玉座の間へ転移する魔法陣

 これはセラフィム様の魔力が必要です」


魔王専用の魔法陣でした

現在はセラフィムが封印されているため使用できません


「セラフィムさんを助け出さないと使えませんのね」

「はい、そして地下聖堂へは三人の竜の魔力が必要になります」


三階の魔法陣はセラフィムとアインツェルゲンガーが設置

三階へ上がる魔法陣はアインツェルゲンガーが設置

地下聖堂への魔法陣はテレサが設置


「婆ちゃんが設置したから竜族の魔力が必要なんだな」

「はい、ジャンヌ様、あと大図書館もテレサ様がお作りになりました」

「婆ちゃん読書家だから納得だ」


「庭のテーブルセットはアインツェルゲンガー様が置いて下さりました

 お風呂はセラフィム様がお作りになりました」


「お風呂のコウモリのオブジェはセラフィムさんでしたか」

「そして柱時計は私がいざというときのために設置したのです」


敵を排除して結界を張るための最終手段としてアネラが作ったのです

あの柱時計は自己犠牲的なセキュリティ装置なのです


「執務室、談話室、厨房も私が作りました」

「みなさんすごいですわね」


たった四人でここまでのものを作れることに感服するローラ


「館、建物自体はアインツェルゲンガー様が作って下さり

 庭の整備は私がやらせていただきました」


「そうなのですね、それで地下聖堂はどなたが?」

「セラフィム様でございます」

「魔王なのに地下聖堂を作ったのですか?」


リナが首をかしげます


「これも勘違いされておりますが魔族は聖属性魔法も扱えます

 またセラフィム様は全属性を扱えます」


「伝承とは本当に眉唾なものなのですな」


悪魔のこと、竜族のこと、魔族のこと

人は捻じ曲がった伝承をこれまで鵜呑みにしてきたのです


「この場所についてはこのぐらいでございます」

「あの、この大陸についてもお聞かせもらえますか」


リナに聞かれて忘れてましたわという顔をするアネラ


「この大陸はシェアルド大陸、セラフィム様の遊び場でございます」

「一つの大陸が魔王の遊び場・・・」


リナは難しい顔をします


「周辺の大陸との交流はあったのかしら」

「ここには街や国がないですよローラ様」

「交易などもできませんな」

「周辺の大陸とは一応交易はありました」


この大陸には特殊な薬草がたくさんあります

また魔獣の皮や牙なども高値で取り引きされていました


「もっともお金よりも物々交換がほとんどでした

 魔獣の素材と薬草以外は他の大陸から入手するしかありませんから」


「交易があったのはわかりましたが疑問が一つ」

「なんでしょうリナ様」


「誰が交易のやり取りをしていたのですか?」

「主に私です、それと、トライゾンでした」


言いにくそうにトライゾンの名前を出すアネラ


「きっと人間相手に我慢しながら応対していたのかも知れませんね」

「今思えばそうだったのでしょうね」


アネラは小さくため息をつくがすぐに気を取り直します


「あとたまにセラフィム様も商談に参加されました」

「魔王が顔を出してもいいのですか?」

「角を隠していましたので特に問題はありませんでした」


それでいいのか魔王


「私がお話しできるのは以上です」

「お話しいただきありがとうございますアネラ様」


「あとはセラフィムさんを助け出すことですね」

「そのためには我と同じ竜族があと二人来ないとな」

「ジャンヌ様がどなたかお連れ下されば助かります」

「そうだな、大陸名もわかったし、って?」


ジャンヌが何かを感じ取ります


「うぬ!?」


シュナイダーが腰の双剣に手をかける


「あらあら」


ローラが庭の方向へ顔を向ける


「どうしたのですか?」


リナには何も感じません


「これはまた奇跡的でございます」


アネラがどこか懐かしむ顔をする


五人は談話室からエントランスへ出る

館の扉が開かれます


「セラフィム、無事か!」

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