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聖王女のまったり魔境ライフ  作者: 長城万里
Mattari 3

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74/103

アネラはすべてを語り始める

大暴風雨結界が消えたので大陸から出ることが可能になりました

けれどアネラの願いを聞いて当分はここに残ることにした四人

アネラは四人にすべてを話すことにしました


「まずは願いを聞き入れていただき、ありがとうございます」


一礼するアネラ


「皆様にすべてをお話し致します」

「あら、よろしいのですか?」


「はい、皆さまは信じられるお方だと認識しております」

「すべてというのはこの館のことですかアネラ様」


「館のこと、大陸のこと、私の封印のことなどすべてです」


アネラは四人を見渡す


「ただ話を聞いて、それぞれに思うところが出てくると思います

 できれば冷静に話を聞いていただけることを望みます」


「もちろんでございますぞ」

「わかったぞ」


アネラは少し目をつむり沈黙

そして虹色の目を開き語り出す


「この場所は私と他三名の方々により作ったと以前申し上げました」

「ええ、仰っていましたわね」


「まずはそのお三方についてお話し致します

 ご自身の大陸へ帰っておられる方

 今もどこかを旅をしていらっしゃる方

 封印されている方だということは以前お伝え致しました」


「その封印されている方が館の御当主でしたわよね」

「はい、当主であり私の主でございます」


もう一度アネラは四人をゆっくり見渡します

アネラは四人と関連のある者たちであることを感じ取っていました


「ではご自身の大陸へ帰っておられる方から」


ジャンヌを見るアネラ


「なんで我を見るのだ?」

「ジャンヌ様、竜族の長テレサ様はご健勝でございますか?」


「婆ちゃんを知っているのかアネラ」

「はい、それがご自身の大陸へ帰っておられる方です」

「ええっ!?」


驚くジャンヌ


「竜族の長が関わっていたのですね、驚きましたわ」


「婆ちゃんからこんな場所のこと聞いたことないぞ

 なんだよう、教えてくれてもいいのにケチだな婆ちゃん」


アネラはリナを見る

リナはなぜ見られたのか不思議に思います


(リナ様の奥底に眠る力、恐らくは・・・)


「次に今もどこかを旅をしていらっしゃる方について

 悪魔アインツェルゲンガー様です」


「あら、伝承にある有名な悪魔ですわね」

「悪魔って実在したんですか?」

「はい、ローラ様、リナ様」


「しかし悪魔というのは魔王に匹敵する者ではありませんか

 悪魔は情もなく命を玩具のように扱うと伝えられております」


「シュナイダー様、ただの噂話と同じで鵜呑みにしてはなりませんよ」


アネラは少し悲し気に微笑みます


「そうですな、驚きのあまり言葉が過ぎました、謝罪致します

 以前は竜族のことを私は誤解しておりました

 ジャンヌ殿に出会って伝承などあてにならないことは承知しております

 恐らく悪魔も同じで伝承とは違うのでしょう」


「おわかりいただき感謝致します」


「あの、悪魔が絶対に悪い者ではないのかも知れません

 ですがその悪魔と契約するためにたくさんの命が奪われています」


リナは悪魔召喚の生贄にされました

リナは生きていますが665人の子供たちが死にました

そのため悪魔に関してはあまり好ましく思っていません


「そうですね、ですがそれは人が私欲のために行っていることです

 悪魔も利用されて迷惑だと思いますよリナ様」


アネラは少しだけ悔しそうにうつむきます


「伝承とは噂話のようなもの、時代が移れば変化していきます

 本来、悪魔の召喚には生贄など必要ないのです

 悪魔の召喚とはその悪魔と条件の合った者による絆を結ぶ儀式なのです」


「そうですわね、私も最近知りましたわ」

「ローラ様、本当ですか?」


「大図書館に悪魔の召喚に関しての古書がありましたわ

 5000年前の物でアネラ様の仰ったとおりのことが書かれていましたわ」


「恐らくレイリック・アルフォンス様が最初に書かれた原書本ですね」

「ええ、その方の著書ですわ」


「リナ様、どうか悪魔を悪しき者とだけ認識しないで下さいませ」

「アネラ様・・・」


悲し気に訴えるアネラに心苦しさを感じたリナでした


「わかりました、ですが完全に納得することは難しいです」

「はい、それは私も理解しております」


しばしの沈黙


「では最後の一人、封印されている方について

 この館の当主であり私の主、そのお方は・・・」


ローラとシュナイダーを見るアネラ

見られた二人は首をかしげます


「魔王、セラフィム様です」

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