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聖王女のまったり魔境ライフ  作者: 長城万里
Mattari 3

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ジャンヌ捜索難航中

赤き竜ジャンヌの加護を持つ少女メル

三人組のSランクパーティー・ジェネラス

四人はジャンヌ捜索の旅を続けていました


ジャンヌが飛んだ方向へまっすぐ進みます

ジャンヌは基本的にまっすぐ飛ぶようなのです


路銀稼ぎに冒険者活動をしながら旅をします

討伐、採取、護衛など様々な依頼をこなしてきました


メルは旅をしながら三人に鍛えられています

三人との連携もそこそこできるようになり成長しています


「メルちゃん、上達したねえ♪」 スカッ

「それはどーも」


どさくさに抱きつこうとするアイリーンをかわすメル


「くっ、かわすのも上手くなったわね」

「それはどーも」

「冷たいっ!」


やれやれと呆れるカナンとフェリス

そんな感じでメルもジェネラスの仲間の一人になっていました




長い道のりを経てイズールという大陸へ辿り着く

そのイズール大陸の最北端にある港町セイランまで来ました


「この大陸にもいなかったな」

「そうね、次の大陸にいてくれるといいけど」


カナンとフェリスは次の大陸へ望みをかけます


「それじゃさっさとここから北の大陸への船を探そうよ」

「今日は遅いから明日探すことにしよう」

「それもそうか、お腹も空いたし、ね、メルちゃん♪」

「うん」


この日は宿屋でゆっくり休みます




翌朝から船探しを始めます

この大陸の北側の大陸の名はシェアルド大陸

カナンが酒場で情報を集めてきました


「困ったことになった」

「どうしたんだカナン?」


「シェアルド大陸へ渡る船がない」

「なんで!?」


ここまで来て次の大陸へ渡れないことにメルは焦ります


「シェアルド大陸を囲むように大暴風雨が発生している

 そのためシェアルド行きの船はないそうだ」


「天候状態の問題ならおさまるのを待てばいいだけだよね?」

「それが100年前に発生してからずっと消えないらしい」


アイリーンの疑問に答えるカナン


「それって自然現象ではなくて魔法じゃないかしら」

「なにかわかるのかフェリス」


「囲んでいるということは結界魔法の一種だと思うわ」

「解除は可能か?」


「大陸を囲むほどの結界の解除なんて私でも無理ね」

「フェリス先生でも無理ならどうすれば」


大暴風雨結界に阻まれてシェアルド大陸へ渡れません

四人はどうしたものかと困り果てます


「ジャンヌお姉さんは迂回したのかな?

 でもジャンヌお姉さんなら突っ切って行きそう」


大正解であった


「竜なら突っ切れそうだな」

「そうね、竜の身体なら雨も風も雷も効きそうにないし」

「すごいな竜、やっぱり戦ってみたい」

「ほんとやめとけバカリーン」


「突っ切れたとして、そのシェアルド大陸にいるのかな?

 さらに突っ切ってその先の大陸へ行ったかも知れないよね

 もしそうならシェアルド大陸は無視して迂回した方がいいのかも」


メルは無理してみんなが危険に晒されることを恐れます


「シェアルド大陸にいるかも知れないのに無視はできないだろ」

「カナンお姉さん」


「そうだよメルちゃん、まっすぐすべての大陸を確認しなきゃね」

「アイリーンさん」


「解除は無理でも渡る手段を模索するから気にしないで」

「フェリス先生」


三人はシェアルド大陸へ渡る気でいます

弱気になっていた自分を恥じるメル


(そうだよね、あきらめたらダメなんだ)


「ありがとう、わたしも頑張って考えるね」


四人は渡る手段を考えるため当面セイランに滞在することになりました




情報を集め、あれやこれやと考えを出し合う四人

近場で冒険者活動もしながら月日が流れていきます


「なかなかいい案が浮かばないなあ」

「入手できる情報も頭打ちだし困ったもんだ」


愚痴りながら薬草を採取する四人

今日は採取依頼で森近くの草原に来ています


「私たち用のも採取しときましょ」

「はい、フェリス先生」


フェリスは回復薬や傷薬なども自作できます

そのため採取依頼時は自分たち用も採取しているのでした


「なんか来るぞ」


アイリーンがいつでも剣を抜けるように構える

アイリーンは危険察知能力が四人の中では一番高い


「こういうときはさすがだな、一番に気づいたか」


カナンも臨戦態勢に入る


「近づくにつれて私にもわかるけど、これヤバいわよ

 こんな魔力量、感じたことがないわ」


杖を握る手に力が入るフェリス


(え? なに? なにが来るの?)


メルだけその気配に気づけません


少しして一人の男がこちらへ来るのが見えてきました


長身で黒い法衣のような衣服をまとった男が近づいて来ます


「止まれ! おまえは何者だ?」


カナンが男を制止する

男は一定の距離を保って立ち止まる


長い漆黒の髪と闇のような瞳の男がメルを眺める

庇うようにメルの前にフェリスは立つ


「そこの娘、お前は竜か?」

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