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聖王女のまったり魔境ライフ  作者: 長城万里
Mattari 3

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66/103

ならばゆるりと過ごしましょう

ローラたちは談話室から出て向かいの執務室へ入ります

執務室に入り正面奥の壁には三つの大窓

左の壁側の中央には談話室と同じく書棚が鎮座しています

いつもと違うのは左の壁側に向かって右端に扉が一つ現れていました


「これがもう一つというわけですな」

「はい、こちらが竜族を仲間にすることが条件のものです」

「わはは、我のおかげだな♪」


リナが呆れますがある意味そうなのでなにも言いません

ジャンヌ一人なら大暴風雨を抜けられます

あのときジャンヌと別れていたら条件を満たせなかったのですから


「では中へ参りましょう」


アネラとともに中へ入ります

今度は普通に階段下の小部屋になっていました


「また広いお部屋かと思っていましたのに」

「期待に沿えず申し訳ありませんローラ様」


「また魔法陣ですか」

「ほんとだ、魔法陣だ」


魔法陣多過ぎ、と思うリナでした


「こちらの魔法陣は何に使うものですかな?」

「この館の地中に聖堂があり、そこへ行くためのものです」


「驚きましたわ、地下聖堂があるのですね」

「巨大な聖魔石といい聖遺物の宝庫ですかここは」


「それでこの魔法陣は起動できるのかしら?」

「いえ、現状無理でございます」


条件が満たされないと使用できないのです


「どのような条件なのですか?」

「それは」


チラリとジャンヌを見る


「なんだ?」


「竜族の方が三人いないと駄目なのでございます

 三人の竜が同時に魔力を注ぐことで起動できます

 一度起動できればいつでも利用可能となります」


この場所への扉の開放は竜族を仲間にすること

そして魔法陣の起動も竜族の魔力が必要

すべてが竜族絡みのようです


「我の仲間があと二人来ないと無理なのか」

「はい、そうでございますジャンヌ様」


「それならば仕方がありませんわね

 他のドラゴンが来るかどうかなどわかりませんもの」


ローラはいつもどおりダメにものはダメと割り切ります


「ところで地下聖堂には何があるのかしら?」

「そこに私の主、この館の当主が封印されております」

「あら困りましたわね、このままだと助けられませんわ」


さすがにローラも割り切れなくなりました

館の当主の封印を解いて助けてやりたいと思っています


「私としても聖堂へ行き主様の封印を解いていただきたいのです

 ですが現状では条件を揃えられません」


「たしかにそうですな」

「せめて近くの大陸へ行ければいいのですが」

「そうだな」

「あの大暴風雨がありますから厳しいですわ」


「大暴風雨? ああ、大陸の外周の結界のことですね」

「あれ結界だったのですか」


「はい、私の封印と連動していたのでいずれ消えるはずです」


アネラの封印が解かれたので大暴風雨結界も効力を失います


「ではもう消えているのではないでしょうか」


「おそらくすぐは消えないでしょう

 少なくとも30日以上は残るはずかと」


30日以上、なのでそれ以上残る可能性もあります


「結局まだ突破できないのですね」


ガックリとするリナ


「リナ、問題ありませんわ」

「ローラ様」


「アネラ様の封印が解かれて効力を失ったのでしょう?

 それならばいずれは消え去るものです」


「はい、最低で30日以上、長くても100日以内には消えるはずです」

「ほら、でしたらもう100日ここで待てばよいのです♪」


「本当に100日以内に消えるのでしょうかアネラ様」

「はい、それは保証いたします」


100日以内に確実に消える目処が立ちました

ここですでに100日以上暮らしているのです

もう100日過ごせばいいだけなのです

リナも納得しました


「条件を揃えることや大陸脱出に関しては後に回しましょう

 大暴風雨結界さえなくなれば色々と動けますわ

 なのでこれまでどおりゆるりと過ごしていきましょう♪」


大暴風雨結界が消え去るその日までのんびり過ごすことに決めました

アネラが加わり五人での生活が始まりましたとさ

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